森田洋蘭園

生産者さんからのコメント
生産者さんからのコメント

森田洋蘭園は、創業から40余年が経ちます。振り返ってみると国内で胡蝶蘭栽培の原型が確立されていなかった時代に埼玉の小江戸・川越の地で産声を上げました。今日までの40余年、まさに日本の洋蘭栽培の歴史とともにあります。
現在では、たくさんの花をたずさえた洋蘭の一種、白い大輪の胡蝶蘭だけが贈り物の主流として知られています。しかし、洋蘭を知ってもらうにはあまりに小さすぎます。多種多様な色彩を持った数万を超える品種が存在しているからです。
森田洋蘭園では、多種多様な色彩を多くの方に知ってもらうために国内の多くの生産者がもうやらなくなってしまった育種を創業当時から続けています。育種には、ひとつの品種あたり約10年という長い歳月を費やします。しかし、これまでに森田だけのオリジナル品種の数々を生み出してきました。そこから紡ぎ出される栽培技術の集積があったからこそ、今日までに多くの受賞歴を誇る個性豊かな胡蝶蘭を世に送り出せてきたのです。また、洋蘭から湧きたつ本当の美しさと生命力を伝えたいという思うがあったからこそです。
私たちは、画一的な評価軸で計る美しさだけでなく、洋蘭という植物本来が持っている本当の美しさと生命力をお伝えします。そしてご自身の感性に合ったお気に入りのひと株を選んで頂き愛でる愉しみをお届けしたいという思いがあります。この想いを胸に森田の洋蘭にかける挑戦はこれからも続いていきます。

国産のオリジナル品種を育てる育種技術

育種技術の実生(交配して種から苗を作る手法)は、当初胡蝶蘭の増殖のために主に利用されていました。
創業した1970年代、現在の増殖技術の主流であるクローンは普及していませんでした。また、多くのお花で利用されている株分けという増殖技術は胡蝶蘭に利用できませんでした。そのため、実生で胡蝶蘭を増やしていました。
実生による増殖を行う一方で、様々なお花の掛け合わせも行われていました。その度に新しいものが毎回生まれ、めずらしいものや色彩もカラフルな世界に一つだけの花が生まれました。その姿は、まるで人間の一人一人の個性のようなものと同じです。このような体験を通して育種のための技術が改良され、体験から身につけた技術が現在のオリジナル品種を育てる強みとなっていきました。
最近では栽培にクローン技術を用いることが多く、実生を行い育種に時間をかける生産者が少なくなりました。森田洋蘭園の強みとなっている育種は、創業者の研修当時から胡蝶蘭の交配のや育種を始めたのがきっかけでした

品種改良に取り組む生産者。 
雌しべを採取します。

品種改良に取り組む生産者。
雌しべを採取します。

雌しべに受粉させます。

雌しべに受粉させます。

現在開発中の珍しい色の胡蝶蘭 
商品化できるのはまだまだ先です。

現在開発中の珍しい色の胡蝶蘭
商品化できるのはまだまだ先です。

高品質な胡蝶蘭を提供する生産技術

創業当時、胡蝶蘭はお客様に一年中供給する栽培技術が業界全体にありませんでした。高品質で安定した胡蝶蘭を一年中供給することができないことと同義です。理由は、当時自然のリズムのみで胡蝶蘭を開花させていたためです。冬の1月と2月にのみしか出荷ができず需要が多いことから高額な価格でしかお客様のお手元に届けることができなかったからです。
世界中で開花技術が研究されていてアメリカの研究者の論文で低温で花芽が出るということを紹介していました。しかし、実用化している生産業者は世界的にいませんでした。また、日本国内でも夏の暑い時期に、胡蝶蘭を気温の低い高冷地(軽井沢・戦場ヶ原等)に持っていき花芽を咲かせる生産者もいました。でも、開花を安定させるにはまだまだ不十分でした。
創業者の森田康雄は、商品として成熟したものにするには、一年中供給できるようにしなければいけないと考え、創業当初から開花を自由にコントロールすることに挑戦していきました。森田洋蘭園では開花コントロールをするために、様々な手法を試して一つの点に気付きました。
夏で気温が高くなった後、秋に気温が低くなり冬に開花することです。2ヶ月は高温を維持し低温にすることを試したところ、一斉に100%の花芽を出すことに成功しました。胡蝶蘭の開花調整を実現させた最大の点は、は高温の後に低温にすることでした。
その後、安定した生産を目指し5年もの間トライアンドエラーを繰り返した結果、開花調整を完全に実用化したのです。現在、この技術を採用して一年を通してお客様に安定して高品質な胡蝶蘭を供給できるようになりました。

苗出しの様子

苗出しの様子

苗の姿

苗の姿

一年を通して安定して高品質の 
胡蝶蘭を供給できる栽培技術

一年を通して安定して高品質の
胡蝶蘭を供給できる栽培技術

花を傷付けない安心の宅配技術

胡蝶蘭に適した配送環境はどういったものなのかを基点に配送の仕組みを構築しました。胡蝶蘭の最大の魅力、花びらが傷つかないように茎ひとつひとつに紙を巻いて緩衝材と利用します。花びら同士がぶつかることで傷つくことをなくすにはとても大切なことです。
運搬するときの箱も胡蝶蘭専用として改良が加えられています。具体的には、運搬時の振動に耐えられるように頑丈に作られています。耐久性のテストを何度も行い完成させました。また、専用の箱は頑丈さだけでなく胡蝶蘭独特の形に合わせて改良されています。具体的には、輸送中に枝がグラグラしないように後ろも前も固定されているところです。
これらは、全て少しでも良いものをお客様の手元に届くよう改良された特別な形状の結果です。
集荷もお客様のニーズに合わせて、1日に何度も行うことで細かい要望にもお応えできるよう配慮しています。
鮮度の高い胡蝶蘭をお届けするためにできる改善を進めているところです。もちろん、お届け先に少しでも良い状態で見て頂けるよう配送時の工夫も続けています。また、翌日にはほぼ全国へお届けできるように配達に関しても配送業者と連携中です。さらには、柔軟な配送ができるよう自社の配送システムも運営中です。

茎ひとつひとつに緩衝材を巻く

茎ひとつひとつに緩衝材を巻く

胡蝶蘭の独特な形状に合わせて 改良を重ねた梱包方法

胡蝶蘭の独特な形状に合わせて 改良を重ねた梱包方法

輸送中に枝がグラグラしないように後ろも前も固定

輸送中に枝がグラグラしないように後ろも前も固定

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