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胡蝶蘭柄のはがきとは?

インクジェット用の胡蝶蘭柄はがきは色違いになっています。

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はがきには、切手と同じ効力を持つ図柄が印刷(料額印面)されていますね。つい見過ごしてしまいがちですが、料額印面の部分には「ヤマユリ」「山桜」「胡蝶蘭」の3つの図柄があります。「ヤマユリ」は普通の紙面、「山桜」はインクジェット用、とそれぞれ用途に合わせて図柄が分けられていますが、「胡蝶蘭」だけは普通の紙面とインクジェット用の紙面が色違いで準備されています。胡蝶蘭は法人・個人を問わず贈り物として重用されるお花ですが、なぜ両方のはがきに採用されているのでしょうか?実は、胡蝶蘭柄のはがきでなければいけない特別なニーズがあるのです。

胡蝶蘭柄のはがきが使われるのは喪中はがきと寒中見舞い

送られてきたはがきの料額印面に注意して見てみると、あることに気付くでしょう。それは、喪中はがきや寒中見舞いに胡蝶蘭柄のものが多いということです。実は、喪中はがき用や寒中見舞い用として胡蝶蘭柄が定められているわけではありません。それにも関わらず、郵便局の窓口で「喪中用のはがきをください」と言えばほとんどの場合、胡蝶蘭柄を準備してくれます。喪中はがきや寒中見舞いにはがきを選ぶとき、胡蝶蘭柄を使用する人が圧倒的に多いため、「胡蝶蘭=喪中用」のイメージが定着しているからなのです。

喪中はがきや寒中見舞いに胡蝶蘭柄が選ばれる理由

胡蝶蘭の花はどことなく、人が誰かを優しく見つめる表情に似ています。

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通常はがきの「ヤマユリ」とインクジェット用の「山桜」はともに華やかな印象の図柄になっていて、はがきを送る側の晴れやかな気持ちを表す図柄となっています。一方、「胡蝶蘭柄」は通常用とインクジェット用どちらも単色使いで他の2つと比べると落ち着いた印象のため、悲しみを表す喪中はがきや寒中見舞いに多く使われるのです。

胡蝶蘭って喪中にも使えるの?

胡蝶蘭といえば、開店祝いなどの贈答用によく見られる鮮やかな紫やピンクの豪華な鉢植えのイメージが強いですが、実は真っ白な胡蝶蘭はお悔やみの場面にもよく贈られています。胡蝶蘭はトゲもなく、水やりも少なくてすむ点においても、もらった遺族の負担が少ない花として弔事用に向いているのです。また白一色の胡蝶蘭は、清楚で控えめかつ上品な印象を与え、悲しみに寄り添う花に変わります。慶事にも弔事にも用いることができる胡蝶蘭は万能なため、私製はがきで喪中はがきや寒中見舞いを送る場合も文章に添える花柄としてよく選ばれています。

意外と知らない?喪中はがきと寒中見舞いの違い

社会人になると、喪中の挨拶をする場面がぐんと増えてきます。胡蝶蘭柄のはがきはどのような場面で使われるのでしょうか?

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喪中はがきとは、正式には「年賀欠礼状」と言い、「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮します」という内容を伝えるはがきのことです。年賀状を送ることができないことをお詫びするのが目的なので、相手が年賀状を準備する直前に送ります。寒中見舞いはその名のとおり、寒い時期に相手の体調を気遣ったり、互いの近況を報告しあったりするはがきのことですが、年賀状を送る季節と重なることから省略されることが多いですね。

胡蝶蘭柄はがきのマナー

他界した故人の評価にも関わることなので胡蝶蘭柄のはがきなどで失礼のない挨拶をしたいですね

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身内の不幸はだれにとっても望ましくないものなので、前もって準備している方は少ないです。ましてや、不幸事を経験した方へ尋ねることも憚られるため、弔事の知識やマナーに不安を感じている方も多いことでしょう。しかし、喪中はがきでの挨拶は、故人の生前の評価につながることもある大切なものです。送る時期が近づいて慌てないためにも、普段から胡蝶蘭柄のはがきの使い方やマナーを確認しておきましょう。

喪中はがきの喪中はどこまでを指す?

一般的な傾向と故人との関係を踏まえて胡蝶蘭柄のはがきと年賀状とを使い分けましょう。

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一般的には身内が亡くなって四十九日あるいは一年を「喪中」とし、その期間はお祝い事を自粛します。喪中はがきを送る場合、亡くなった方への思い入れの強さや送る相手との関係性によって「喪中」にどの身内までを含めるかどうかの判断は人それぞれです。一般的には1親等(親、子、義両親、配偶者)から2親等(兄弟姉妹、父方の祖父母、母方の祖父母、義祖父母、孫)が他界して1年以内、と考えることが多いです。ただし2親等の場合は、生前同居していたかどうかや関係の深さ等によって喪中はがきを送るかどうか判断が分かれる傾向があります。3親等(曾祖父母、義理の曾祖父母、従妹、叔父、叔母、伯父、伯母、いとこ)の場合、一般的に喪中はがきを送りません。

また、送る相手が単なるビジネスだけの場合は、相手が故人を知らないことがほとんどなので、わざわざ喪中を知らせるはがきを送る必要はないと考えられています。一方、毎年年賀状のやりとりがある相手には年賀状の欠礼を知らせる必要があるので胡蝶蘭柄の喪中はがきを送ります。

書き方は定型の4点を抑えて

年賀状の文章構成と基本は一緒です。胡蝶蘭などの絵を挿しこむ場合は控えめな色にします。

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喪中はがきをどう書けばよいのか悩む方が多いと思いますが、社会人になれば逆にいただく機会が増えるので、いただいたものを比べてみましょう。するとほとんどが形式通りの文面になっていることがわかります。書くときはシンプルに、次の4点にしぼって書きましょう。

・年賀欠礼を詫びる文章で書き出す。
・いつ、誰(続柄)が他界したのかを明記する。
・相手への感謝の言葉を入れる。
・日付で締めくくる。

「年賀」の言葉は使用せず、「年頭」「年始」などを用います。年賀欠礼が目的なので近況報告等は控えるのが一般的ですが、報告の必要があるのなら喪中はがきの後に、寒中見舞いを出して報告するのが良いでしょう。また、必ずしも薄墨で書く必要はありませんが、文字に黒以外の色は使いません。挿絵は落ち着いた色を選び色数を抑えます。蓮、桔梗、百合、胡蝶蘭など弔事に用いる花などを選ぶと無難です。通常はがきの場合には料額印面に胡蝶蘭柄を選ぶと、受け取る側に喪に服していることを印象付けられます。私製はがきで送る場合には弔事用の切手を用いるようにしましょう。

喪中はがきを送る時期に気を付けよう

胡蝶蘭柄の喪中はがきは「年賀欠礼状」なので、相手が年賀状を準備した後に送ると失礼になってしまいます。あまりにも早い時期に送ると相手が忘れてしまうこともあるため、年賀状の受付が始まる12月15日より前に相手へ届くように送るのがマナーです。きちんとした方ほど早めに年賀状を準備することが多いので、11月下旬頃から12月初旬にかけて送るのが無難です。もし、相手も喪中だった場合はどうしたらいいの?と迷われる方もいるかもしれませんが、年賀欠礼の挨拶という役割が喪中はがきにはあるので、例年年賀状のやり取りがある方なら胡蝶蘭柄の喪中はがきを出しましょう。

喪中はがきを出し損ねたら寒中見舞いで

胡蝶蘭柄の喪中はがきも寒中見舞いも、相手への感謝を伝える大切なチャンスです。

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年末に身内の不幸があると、喪中はがきの準備ができないという場合が出てきます。その時には寒中見舞いを送り、年始の挨拶ができなかった理由とお詫びの言葉を伝えましょう。普段は省略している寒中見舞いですが、こういう場面で役立ちます。寒中見舞いは寒の入りから寒の明け(1月5日頃~2月3日頃)にかけて出しますが、もし、その期間に間に合わなかった場合は、立春を過ぎた頃から2月末までに出す「余寒見舞い」で挨拶をします。社会人のマナーとして一番避けたいのが、年賀状をいただいたのに何の連絡もしない、ということです。喪中はがきが送れなかった場合に出す寒中見舞いや余寒見舞いに使うはがきの柄に決まりはありませんが、喪中はがきと同様に胡蝶蘭柄の通常はがきや挿絵に胡蝶蘭や桔梗などの仏花を選ぶなどすると喪中であることがよりわかりやすく伝わりますね。寒中見舞いの書き方についてはこちらの記事も参考になさってください。

まとめ

胡蝶蘭柄のはがきを通して故人が心の繋がりを後押ししてくれるようですね

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身内に不幸があった場合、短い時間で様々な準備を整えたり片付け等をしなければならなかったりと、時間に追われ心身ともに疲弊します。しかし、そんなときほど周りの方々の協力に支えられたり、温かい気遣いをいただいたりするものですね。喪中はがきは年賀欠礼のお詫びだけでなく日頃の感謝を伝える大切な役割も担うので、身近な方であっても礼を尽くした心ある一枚を送ることができたら、きっとさらに信頼関係を深めることができるでしょう。胡蝶蘭の花は、うつむきがちな花茎のせいか、どこか故人の死を悼んでいるような表情をしていますね。そんな胡蝶蘭の花のように、人を想う気持ちがマナーの中にも感じられる喪中はがきを書いてみてはいかがでしょうか。

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