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胡蝶蘭の夏の育て方を知ろう!

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胡蝶蘭の夏の育て方は何に注意したら良いのでしょうか?

出典: http://atelier-shion.net
夏は太陽の光が降り注ぎ、気温も上がって植物が生き生きと育つ季節ですよね。胡蝶蘭にとっても夏は生長期です。夏の間にたくさん葉を伸ばして株を大きく生長させ、栄養を溜め込みます。夏に株がしっかり生長すれば、次の春の開花の期待が期待できますよ。胡蝶蘭の原産地は東南アジアなどの熱帯地方です。東南アジアは暑いイメージがありますが、もちろん日本の夏と気候は異なるため適切な育て方が必要です。管理を怠ると胡蝶蘭の株が弱って枯れてしまう場合があります。ではどのような育て方をすれば、夏の間も胡蝶蘭をしっかりと育てられるのでしょうか?他の季節の育て方と何が違うのでしょうか?そこで今回は、胡蝶蘭にとって大事な生長期である夏の育て方についてまとめてみました。夏の間の育て方を知って、再び胡蝶蘭の綺麗な花を見れるように大きな株に育てましょう!

胡蝶蘭の夏の育て方のポイント

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野生の胡蝶蘭が自生している熱帯雲霧林の様子。原産地の環境を知ることも育て方のポイントです。

出典: http://blogs.yahoo.co.jp
夏の胡蝶蘭には適切な育て方があることをお分かりいただけたところで、まずは夏の育て方のポイントを簡単にご紹介しましょう。胡蝶蘭は東南アジア原産のため、寒さにはとても弱いですが暑さには比較的強い植物です。胡蝶蘭を育てる適正温度は18~25℃前後、高くても30℃くらいまでと言われています。そのため夏の間は日本でも屋外での管理が可能になります。もちろん室内でも育てられますので、ご自分が育てやすい方の育て方でを選んでください。屋外で育てる場合も室内で育てる場合も、実は共通の育て方のポイントがあります。育て方のポイントは夏の強い日差しを遮ることと、風通しの良い場所に置くことです。胡蝶蘭は直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうため40~50%ほど遮光して育てますが、夏は日差しが強くなるため50~70%の遮光率が必要です。また胡蝶蘭は元々霧が発生するような環境で生育しているため空中湿度を好みますが、根は蒸れに弱いという特徴があります。それゆえに鉢の中が蒸れないように風通しの良い場所に置くことも大事な育て方のポイントです。鉢と鉢の間に隙間を開けて置くなど、鉢の周りが密集しないように気を付けるだけでも風通しは良くなりますよ。それでは胡蝶蘭を屋外に置く場合の育て方と、室外に置く場合の育て方についてそれぞれ具体的にみていきましょう。

胡蝶蘭の夏の屋外での育て方

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夏は胡蝶蘭を屋外で育てるか、室内で育てるか、育て方が選べます。

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胡蝶蘭が夏の間は屋外でも屋内でも管理できることをお分かりいただけたところで、はじめに夏の屋外での育て方をご紹介します。胡蝶蘭は最低気温が18℃以上の日が続く間は、屋外に鉢を置く育て方も可能です。例えば東京では5月下旬~9月下旬頃まで屋外で育てられますよ。それでは、夏の屋外で胡蝶蘭を育てる際の日照・温度・湿度の管理方法と育て方の注意点を具体的にみていきましょう。

屋外での日照管理

屋外での胡蝶蘭の育て方で一番注意したいのが日照管理です。夏の日差しは強いため、屋外では明るい日陰に置くか、日が当たる場所では遮光ネットや寒冷紗を使って必ず50~70%程度遮光しましょう。また、夏の間は朝から夕方までずっと日差しが強いため、太陽が移動しても胡蝶蘭に直射日光が当たらないよう遮光ネットを張る位置に気を付けましょう。
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日差し除けに寒冷紗を二重に折り70%ほど遮光した育て方の例です。

出典: http://ameblo.jp

屋外での温度管理

屋外では置き場所の温度上昇に注意しましょう。例えばコンクリートの地面や壁は夏の強い日差しを受けて熱を持ち、直接鉢を置くと鉢の温度も上がってしまいます。対策としては木のスノコを敷いたり、地面や壁から鉢を離すために棚に置いたり、鉢を吊るしたりしましょう。なお胡蝶蘭は風通しが良ければ35℃くらいまで耐えられますが、気温が高くなる日は冷房の効いた室内に移動させる育て方がおすすめです。また夜間の暑さ対策としては、周囲の地面に散水して周辺温度を下げる方法や葉水をして株自体の温度を下げる方法がありますよ。

屋外での湿度管理

日本の夏は比較的湿度が高いため、屋外で育てる場合はあまり湿度を気にする必要はありません。しかし常にジメジメしていて湿気の多い場所は、鉢の中が蒸れて根腐れや軟腐病になりやすいため避けましょう。鉢を吊るす育て方をすると、風通しが良くなり鉢の中が蒸れにくくなりますよ。
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デジタル表示の温度湿度計は一目で数値が読めて便利ですね。

出典: http://blog.goo.ne.jp

屋外での育て方の注意点

日照管理や温度管理などの他にも、屋外の育て方の注意点があります。それは胡蝶蘭が長時間雨に当らない場所に置くことです。胡蝶蘭を雨に当てること自体が悪いわけではありませんが、鉢が雨に晒されていると根腐れを起こす原因になりますから注意が必要です。また屋外では害虫も付きやすくなるため、小まめに観察するようにしましょう。さらに風が強い日は鉢が倒れることで株が痛んでしまう場合もあるため、胡蝶蘭を室内に移してあげましょう。

胡蝶蘭の夏の室内での育て方

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風通しが良いので室内でも鉢を吊るす育て方がおすすめです。

出典: http://plaza.rakuten.co.jp
日照管理や温度管理など夏の屋外での正しい育て方が分かったところで、続いては夏の室内での育て方をご紹介します。室内で育てる場合も他の季節と異なる夏ならではの育て方があります。それでは夏の室内で胡蝶蘭を育てる際の日照・温度・湿度の管理方法と育て方の注意点をみていきましょう。

室内での日照管理

胡蝶蘭の日照管理は秋~春はレースカーテン越しに胡蝶蘭に日を当てる程度ですが、夏の日差しは強いのでレースカーテンを2枚重ねにしたくらいの50~70%の遮光が必要です。胡蝶蘭の葉を直射日光などの強い光に当てると、葉焼けを起こすので遮光には気を配ってあげましょう。また夏の間だけ窓際から別の場所に移動させるのも有効ですが、日光の当たらない場所や風通しの悪い場所は胡蝶蘭にとって厳しい生育環境です。暗すぎる場所や風通しが悪い場所に胡蝶蘭を置くことは、避けるように気を付けて下さいね。
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胡蝶蘭は遮光など育て方に注意しないと葉焼けしてしまいます。

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室内での温度管理

夏はエアコンで室温を30℃以下に保つようにしましょう。ただしエアコンを切った場合は、室温が上昇し夜間でも30℃を超えることがあります。エアコンを切る際は窓を少し開けて風が入るようにするなど、熱がこもらないように可能な限り暑さ対策をしてあげて下さいね。

室内での湿度管理

エアコンの効いた室内では部屋が乾燥がちになるため、湿度の低下に注意が必要です。室内の湿度が低い時には1日に2~3回胡蝶蘭に葉水をしたり、鉢の周辺に霧吹きをしたりして加湿するようにしましょう。

室内での育て方の注意点

温度管理や湿度管理などに加え、室内での育て方の注意点としてはエアコンの風が直接当らない場所に胡蝶蘭の鉢を置くことです。エアコンの風は乾燥や急激な温度変化をもたらし株にストレスを与えるからです。人間はエアコンの直風が当たると心地よいかもしれませんが、胡蝶蘭にとってエアコンの風は大敵なので気を付けてあげたいですね。扇風機などで室内の空気を循環させるなど、間接的に風を送るような育て方がおすすめです。

胡蝶蘭の夏の共通の育て方

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特に夏の水やりは胡蝶蘭の育て方の中でも鉢の状態を見極めて水をあげてくださいね。

出典: http://01.gatag.net
温度管理や湿度管理など、夏の屋外・室内それぞれの胡蝶蘭の育て方についてはお分かりいただけましたか?続いては水やり・肥料・植え替えの方法など、屋外・室内どちらにも共通する育て方をみていきたいと思います。他の季節とは異なる夏ならではの育て方に着目してください。また夏に多い病害虫についてもご紹介しますね。

夏の水やりの方法

まずは夏の水やりについてです。胡蝶蘭の育て方の中でも水やりのさじ加減は難しい印象があるかもしれません。以下で夏の水やりのタイミングや量、注意点をみていきましょう。

  • 水やりの間隔

水やりは基本的に胡蝶蘭の鉢の内部が乾いたら行います。目安としては1週間に1回くらいの頻度になりますが、あくまでも目安ですので何日かに1度は水苔などの植え込み材を触って乾燥しているか確認しましょう。なお湿度が高いと植え込み材の表面のみ乾いていて内部は濡れている場合があるため、梅雨時期などは深めに触って確認してください。

  • 水やりの時間帯

胡蝶蘭の根は比較的乾燥には強いのですが蒸れに弱いという特徴があります。水やり後に鉢の温度が上昇すると、蒸れと熱で根が痛んでしまいますので注意が必要です。根が傷むことを防ぐためにも、夏場は夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。なお夕方にたっぷり水やりをすると鉢内の空気も入れ替えられるため、日中温まってしまった鉢を冷やす効果もありますよ。
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夏の水やりも胡蝶蘭の鉢の中が乾いてからたっぷり水やりするのが育て方のコツです。

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  • 1回にあげる水の量

水は、鉢底の穴から水が出るくらいの量をたっぷりあげましょう。

  • 水やりの注意点

胡蝶蘭の鉢がラッピングされている場合は、ラッピングを外してから水やりをしましょう。ラッピングしたままだと通気性が悪いため、水やりすると鉢の中が蒸れて根が傷んでしまいます。また鉢の中が常に湿っていると根腐れの原因になるため、水やり後は受け皿の水を捨てて水を溜めないように心がけましょう。胡蝶蘭は水のやりすぎには注意が必要ですが、株の生長には水が必要なので乾かしすぎるのもいけません。気温が高い日の屋外では1日で鉢が乾いてしまう事があるので、こまめに観察して注意してあげましょう。

肥料のあげ方

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胡蝶蘭の鉢に置き肥をした様子。丸いかたまりが固形肥料です。

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次は夏の育て方のうち、肥料のやり方についてみていきましょう。夏は胡蝶蘭の生長期であるため、この時期に肥料を与えると生長を促進させてしっかりとした株に育ちます。春~秋にかけて週1回のペースでラン用の液体肥料を与えましょう。胡蝶蘭は濃度の濃い肥料を嫌うため、通常1000倍に薄めて使う液肥であれば2000~3000倍に薄めて使います。さらに液体肥料と併せて固形肥料を置き肥すると効果的です。置き肥には効果の長続きする緩効性の肥料を使います。夏の始めあたりに緩効性固形肥料を数粒、株から離して置き肥しましょう。なお胡蝶蘭の開花中は、肥料をあげる必要はありません。花が終わってから肥料をあげてくださいね。

夏の植え替え

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植え替え時の胡蝶蘭の根です。胡蝶蘭は素焼きの鉢に植え替えて育てる通常の育て方の他にも色々な方法があります。

出典: http://piromari.exblog.jp
さて今度は夏の育て方として、夏に植え替える方法もご紹介したいと思います。胡蝶蘭は一株ずつポリポットに入った状態で寄せ植えされていることが多いのですが、そのままだと根腐れなどを起こしやすいのがデメリットです。根腐れなどのトラブルを防ぐためにも、花が終わったら一株ずつ植え替える必要があります。胡蝶蘭の植え替えの適期は5月頃ですが、実は夏にも植え替えができます。冬に近づくにつれ気温が低下し根の生育が停止してしまうため、秋を待たずに植え替えを行いましょう。夏に植え替える場合は、鉢増しという植え替え方法を行います。鉢増しは根を傷めないため、植え替えの適期を過ぎた夏の間に作業しても株の生育に悪い影響はありません。それでは植え込み材が水苔の場合を例にして、胡蝶蘭の鉢増しの手順をみてみましょう。

<鉢増しの手順>
①胡蝶蘭の株を鉢またはポリポットから抜き出す
②根を崩さずそのまま一回り大きい鉢に入れる
③水に浸けておいた水苔を絞り、鉢と株の間にできた隙間に押し込む
④株の根元も水苔で覆う
⑤鉢の縁の水苔を1cmくらい押し込みウォータースペースを作る
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いかがでしたか?鉢増しはあまり難しい作業もなく手軽にできそうですよね。ちなみに他にも、根の周りに新しい水苔を巻いて大きい鉢に押し込む方法もありますよ。鉢増しで植え替えた胡蝶蘭は水やりも含め、通常通りの夏の育て方をしてかまいません。なお鉢増し後に株が弱ってきた場合や植え替えから2年経っている場合は、適期の5月頃に通常の根を整理する方法で植え替えを行ってくださいね。

夏に多い害虫

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ハダニが発生した胡蝶蘭の葉。

出典: http://hello.ap.teacup.com
ここまで胡蝶蘭の夏の育て方についてみてきましたが、夏は胡蝶蘭の害虫も活発になる時期です。特に夏の屋外では株に虫が付きやすいので注意が必要です。一方室内でも一旦害虫が侵入すると、あっという間に増えてしまう事もあります。室内・屋外どちらの育て方をしていても、夏場は大事な胡蝶蘭に虫が付いていないか、定期的によく確認するようにしてください。

夏に多い害虫としては、まずハダニがあげられます。ハダニは梅雨が明け夏の高温乾燥時期になると発生しやすくなります。ハダニは葉などに付いて吸汁し株を弱らせるため、発生したら早めに殺ダニ剤で駆除しましょう。また普段からこまめに葉水をかける育て方をすると、ハダニの予防になりますよ。また梅雨時期にはナメクジが活発に動きまわり、新芽などの軟らかい部分を食害します。鉢にナメクジがいたら、割り箸で捕殺するか誘殺剤などを用いて駆除しましょう。さらに屋外では鉢にアリが集まってくる事があります。アリは害虫ではありませんが鉢内に巣を作ることがあるので、注意が必要です。アリが鉢に集まっていたら、鉢ごと水を張ったバケツに浸けるとアリを追い出せます。その他カイガラムシも通年胡蝶蘭に付きやすいため、夏場も注意しましょう。

夏に発生しやすい軟腐病について

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軟腐病にかかった胡蝶蘭。予防や再発防止のためには育て方に注意が必要です。

出典: http://zup.seesaa.net
夏は害虫も増えますが、高温多湿の環境では育て方に注意しないと胡蝶蘭に病気が発生しやすくなります。特に軟腐病は原因となる細菌が傷や気孔から侵入し、葉などを軟らかくブヨブヨに腐らせて株を枯らす病気です。感染した部位は黄色や黒色に変色し、独特の異臭がします。軟らかくなった部分を触ると水分が出てきますが、そこには繁殖した細菌がたくさん潜伏しています。飛び散ると他の株にも感染する恐れがありますから、元気な胡蝶蘭の近くで触らないようにしましょう。

軟腐病を予防するための育て方の注意点は、風通しを良くして胡蝶蘭の鉢が蒸れないようにすることです。葉先に軟腐病が発生した場合は、患部を切除し殺菌剤で対処し感染予防のため他の鉢から離して育てます。一方葉元に発生した場合は手の施しようがないため、残念ですが株ごと廃棄してください。株を廃棄した後の鉢や受け皿などは菌が残っている可能性があるので、殺菌消毒を忘れないようにしましょう。夏場は特に軟腐病が発生しやすいため、早期発見のためにも株に異常がないか小まめに確認するようにしてください。

まとめ

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夏の育て方に注意すれば、株がしっかり生長し、たくさん花を咲かせてくれるでしょう。

出典: http://blog.goo.ne.jp
胡蝶蘭の夏の育て方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?夏は他の季節とは異なる育て方や注意点があることをお分かりいただけたたかと思います。夏は室内のみならず屋外で育てる事が出来るため、育て方の幅が広がりますね。屋外でも室内でも夏の強い日差しを遮り、風通しの良い場所に鉢を置くのが夏の育て方の大事なポイントです。また屋外では湿度を気にする心配はありませんが、気温が高くなる日や風が強い日は室内に入れるようにしましょう。一方室内ではエアコンで温度管理が可能ですが、胡蝶蘭にエアコンの直風が当たらないようにし、霧吹きなどで加湿しましょう。そして夏の水やりは鉢が乾いてから、夕方涼しくなった頃にたっぷりの量をあげてくださいね。肥料・植え替え・病害虫対策も適宜行いましょう。こまめに様子を観察しながら、夏ならではの育て方で胡蝶蘭の花を楽しみながらお世話をしてもらえると嬉しく思います。夏の間も胡蝶蘭をしっかり生長させて、大きな株に育ててくださいね。

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出典: https://hitohana.tokyo

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