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観葉植物の水やりはとても大切

観葉植物は育てるのが比較的簡単だと言われますが、水やりをしなくてもいい訳ではありません。植物が育つのに必要なものは日光、栄養、水、空気、温度の5つであり、観葉植物も例外ではありません。ただしたくさんあげればいいという訳でもなく、それぞれの植物に最適なタイミング・量・方法で水をやることが大切です。観葉植物の基本的な水やりルールを覚えて、観葉植物を生き生きと丈夫に育ててあげましょう。それではまず水やりの方法からお話します。

観葉植物の水やりをしよう

一口に観葉植物に最適な水やりをすると良いと言っても、どのようにすればいいのでしょうか。まず抑えるべきなのは、水をあげるタイミングと量です。例えば空気中の水蒸気から水分を補充できるサボテンと観葉植物では少し事情が異なりますよね。このように植物の種類によっても差はありますが、まずは原則的な水やりの方法を覚えておくとよいでしょう。以下では観葉植物が喜ぶ水やりのタイミング、量についてご説明していきます。

観葉植物の水やりのタイミング

観葉植物に水をやるタイミングは、「土が乾いたとき」です。観葉植物が枯れてしまう原因は、乾燥よりも水をあげ過ぎることによる根腐れの方が多いと言われています。そのため、土の中にある水分の影響で湿度が高くなりすぎないように注意することが大切です。土に水をあげる目的は、植物に水分を与えることだけではありません。土の中の空気を入れ替えることも水やりの重要な役割のひとつです。乾燥する前に水をやってしまい、湿った状態が継続されると土の中の酸素が入れ替わらなくなるので、根が酸欠状態になってしまうことがあります。土が乾いてから水をあげるのは、こういう理由なのですね。

また、観葉植物の水やりでは上に述べた通常の水やりに加えて「葉水」を毎日行うことをおすすめします。葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に水をかける水やりの手法です。植物は葉から水を蒸発させるので、葉の大きな観葉植物は乾燥しがちです。葉水を行うとその大きな葉から水を吸収し、乾燥を防ぐことができます。更に葉水には害虫予防効果もあるため、積極的に行いたいですね。

観葉植物の水やりに最適な量

観葉植物は、土が乾いたタイミングで水をたっぷりとやります。こうすることで、基本的に乾燥気味な環境を好む観葉植物の土に必要十分量の水を供給することができます。観葉植物は鉢植えで育てられることが多いですが、その場合鉢植えの下から水が溢れてくるまで水を与えるとちょうどよい量になります。その理由は、鉢底から水が溢れだすということはすなわち鉢全体に水が行き渡っているということになるからです。室内であれば受け皿に水がたまるまで水をやりますが、受け皿の水を放置すると根腐れの原因になるため、溜まった水は捨てる必要があります。では次に、コツと注意点をまとめましたので参考になさってください。

観葉植物への水やりのコツと注意点

観葉植物の水やりで意識すべきことはタイミングや量だけではありません。人や動物と同じように、植物にもまた生活リズムが存在します。時刻や季節に応じた観葉植物の生活サイクルに沿った水やりをすることが、植物を大きく丈夫に育てるためのコツとなるのです。ここでは観葉植物のリズムを守る水やりの方法についてご紹介します。

水やりの時間を一定に

いくら土が乾いてから水をやっていても、ある時は昼間に水をやり、ある時は真夜中に水をやりといった不規則な水やりをしていると、観葉植物にとってストレスになってしまいます。観葉植物に過度のストレスをかけないためには、いつも決まった時刻に水をやることが望ましいでしょう。ちなみに植物は暖かい時によく育つため、水をやる時刻を1日の気温がこれから上がっていく朝に定めると、植物の生育を促すのでおすすめです。

季節に応じた水やりをする

観葉植物は、基本的に熱帯などの暖かい地域が原産国であるものが多いです。それはすなわち、寒いところが苦手なものが多いということになります。寒い時期になると観葉植物は根から水を吸う力が弱くなる上、土からの水の蒸発が少なくなるので、水をあげすぎると根腐れを起こしてしまいます。そのため冬は3~4日に1回程度の水やりでよいでしょう。逆に春夏の暖かい季節は、土が乾きやすく植物の生育も旺盛になるので、土の様子や植物の種類に応じて1日に数回水を与えることもあります。ただし、春は最も生育が盛んになる時期なので、水を十分にあげずに枯らしてしまったり逆に水をあげすぎて根腐れさせてしまったりしないよう注意しましょう。

まとめ

観葉植物の水やりのポイントはご理解いただけましたか?植物の生育において、最も重要な要素の1つが「水」です。そして私たちが観葉植物を育てるときに、植物のためにしてあげられる最も頻度の高いお世話が「水やり」です。それぞれの植物にあった水やりをすることが、その植物の成長の程度や健康を決める最重要項目だと言っても過言ではありません。具体的な知識が少なくても、「土が乾いてから、鉢の底から水が溢れてくるまで水をやる」というタイミングや量の原則に従うだけで植物の元気度が全然違います。ぜひ、植物のためになる水やりのコツを理解し、実践してみてください。

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
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