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猫と観葉植物は生活できる?

猫は猫草が好きですが少量でOKですよ

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猫を飼っているけれど、観葉植物を置いて楽しみたいという家庭も多いことでしょう。実は観葉植物の中には、猫にとって毒性のものがあるのです。すべての猫が中毒症状を起こすとは限らないのですが、飼い主としては対策をする責任がありますね。では一緒に生活するにはどうすればよいのでしょうか。

まず最初に、猫草を用意して猫に満足してもらうのはいかがでしょうか。猫草の中では燕麦(えんばく)やエノコログサが人気です。キャットグラスとも呼ばれることがあります。猫によって好みがあるので、ペットショップなどで相談してみてください。猫草を食べると胃の中の毛玉を吐き出す作用があると言われています。さらに栄養や繊維質を摂るという説もあります。猫草が苦手な猫には、チンゲンサイやキャベツでも良いそうです。ただし、猫は肉食なので野菜類は少量で大丈夫です。葉を食べることによって観葉植物には手を出しにくくなるそうですよ。
また木酢液を薄めて観葉植物にスプレーすると、猫は匂いを嫌って近寄らないようです。木酢液とは害虫予防や土壌改良など、観葉植物にとって良い効果が期待される園芸用品です。木酢液はホームセンターや園芸店で手に入りますよ。このように、色々と工夫をすることで猫と観葉植物が一緒に生活できるようになります。安心して観葉植物のある暮らしを楽しむために、さらに工夫する方法を猫の習性を見ながら考えてみましょう。

観葉植物と猫の習性

猫は観葉植物にイタズラをするのが大好きです

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猫が観葉植物に手を出しにくくなる方法、ご理解いただけたでしょうか。猫は愛らしい仕草をして飼い主を楽しませてくれますが、突然思いがけないことが起きる可能性があります。前もって危険を回避できれば良いですね。ここでは猫の習性を考えながら、観葉植物と生活するポイントを見ていきましょう。

動くものに興味を示す

猫は狩をする本能があるため、動くものや揺れるものが大好きです。猫じゃらしはその習性を利用した楽しいおもちゃですね。葉のガサガサという音も好きなので、観葉植物が風などで動いた時には大変です。葉の長い種類や、ボリュームのある観葉植物は特に気をつけましょう。必ずしも仕留めた獲物を口に入れる訳ではなく、手で触って遊ぶだけのこともありますが、注意するに越したことはありません。

爪とぎをする

子猫でもちゃんと爪をとぐ本能が備わっています

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猫が爪とぎをするのは、古い爪の外層を取ったり戦いのために準備しておくなどの理由があります。その他にも、自分の匂いをつけたり他の猫に対してのパフォーマンス、飼い主に対してのアピールなどが考えられます。家具が傷つくのを避けるため、バリケードのように観葉植物を置く家庭も多いようですね。観葉植物にとって葉や幹に傷がつくことは病気の原因にもなりますので、猫が触らないよう注意をしてください。猫がどうしても観葉植物を気に入ってしまったら、フェイクグリーンで似たようなものを作ってあげる方法もあります。

高いところに登る

猫は高い所でも身軽に登りますね

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猫が高い所に登る理由は、外敵から身を守り高所から周りの様子を見張るという習性があるからです。さらに高い所にはノミやダニが少ないという説や、他の猫より優位に見せるための本能とも言われています。室内で猫はタンスや食器棚の上に登ったり、カーテンレールの上に寝そべったりすることが多いですね。観葉植物を吊るしていたり、高い所から葉を垂らしていたりする場合は気をつけてください。

丸いものに入る

猫がお鍋に入って丸くなる姿がインターネット上で話題になりましたね。愛らしい様子に思わず笑みがこぼれた人も多いのではないでしょうか。野生の猫は岩場の穴や木の窪みに入って眠る習性があるので、その動作が反映されたと言う説があります。体のラインに沿ってピッタリくっつくと、猫は安心するのでしょう。ところがこの習性は丸い植木鉢にも反応してしまうようです。観葉植物の中には根に毒性のものがありますから、気をつけなければいけません。置き肥をしている家庭も、注意してくださいね。鉢の中に入れないようカバーをするか、他に丸い容器を用意してあげるのも方法です。

夜中に走り回る

猫はもともと夜行性の生き物です。夜更け~明け方は最も獲物を捕まえやすい時間帯なので、猫にとっては本能のままに行動しているのです。多頭飼いの家庭では「運動会が始まる」というくらい、賑やかになるそうですよ。そこで困るのは観葉植物の管理ですね。朝起きて植木鉢や花びんがひっくり返っていたら大変です。夜は観葉植物を移動するなどして、猫が活動する場所には置かないようにしましょう。
猫を飼っている人にとっては、よく見る当たり前の習性ですね。飼い主が少し気をつけてあげるだけで、猫と観葉植物が一緒に生活することは充分に可能です。それでは次に、猫にとって危険な観葉植物と安全な観葉植物を紹介します。

猫と観葉植物の毒性について

猫を飼っている人は注意すべき観葉植物があります

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観葉植物は部屋に馴染むと見慣れてしまうので、その危険性に気づいていない人も多いことでしょう。よく聞く名前の観葉植物にも、毒性のものがあるので注意が必要です。大切な猫に中毒症状が出るのはかわいそうですし、飼い主も辛いですね。観葉植物で毒性のあるものとないものを、以下にピックアップしてみました。

猫に危険な観葉植物

大切な猫が中毒症状にならないよう気をつけましょう

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観葉植物に毒性があるとは知らずに置いていて、猫に症状が出てからではかわいそうです。なるべく早めに家庭にある観葉植物を調べてみてください。危険といっても、決してこれらの観葉植物を否定するわけではありませんので、どうぞご了承くださいね。

  • ポトス

サトイモ科の観葉植物でつるの先に次々葉を付けます。育てやすく人気があるポトスは、多くの家庭に置かれていることでしょう。つる性のものは猫が興味を示す対象になります。

人気のあるポトスは中毒を起こすことがあります

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  • アイビー

ウコギ科の観葉植物で、ヘデラやツタと呼ばれることもあります。繁殖力が旺盛で、つるがどんどん延びます。葉が垂れ下がって猫の興味を引きやすいので、注意してくださいね。

育てやすいアイビーですが猫には気をつけてあげましょう

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  • ベンジャミン

クワ科でゴムの木の仲間の観葉植物です。姿が美しいため、贈り物にもよく使われます。幹や葉から出る白い樹液に毒性がありますので、気をつけましょう。人間も手がかぶれることがあります。

ゴムの木の仲間は毒性があると言われています

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  • ドラセナの仲間

リュウゼツラン科の観葉植物で、種類が豊富にあります。「幸福の木」と呼ばれ人気の高いマッサンゲアナもこの仲間です。お祝いなどで贈り物にする場合は、先方に猫がいないことを確認してからの方が安心です。

お祝いで贈る際は気をつけてくださいね

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  • オリヅルラン

ユリ科(キジカクシ科、リュウゼツラン亜科)の観葉植物で、空気清浄の効果があると話題になりました。一部の情報では毒性がなく安全と言われていますが、中には中毒症状が出る猫もいるので、気をつけてあげましょう。

注目されているオリヅルランも中毒を起こす猫がいます

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  • セローム

サトイモ科の観葉植物で、フィロデンドロンと呼ばれることもあり、名前に~カズラと付くものもあります。アジアンテイストの大きな葉で人気があるのですが、猫は中毒症状を起こすことがあります。

サトイモ科は毒性があるので気をつけましょう

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  • 多肉植物

アロエ科のものは中毒症状が出るので気をつけましょう。ユーフォルビアやダイウンカク、球形サボテンのロフォフォラという種類にも強い毒性があります。毒性がなくても、トゲがある種類は猫にとって危険です。

アロエ科などの多肉植物も気をつけてあげましょう

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家によく置かれる観葉植物が多いですね。猫にとって危険な観葉植物は他にもたくさんあります。今はインターネットですぐに調べられますので、家にある観葉植物をチェックしておきましょう。同じ観葉植物でも、サイトによっては情報が異なる場合があります。園芸店や動物病院など、信頼できる複数のサイトで確認することをおすすめします。

また観葉植物ではありませんが、ユリやスズラン、ポピーやアジサイはかなり毒性が強く、危険な植物です。いただいた花を花びんに挿しておいたら、猫がこぼして水を舐めていたという事態にもなりかねません。観葉植物や花などを置く場合は、必ず毒性を調べてからにしましょう。では次に猫に安心な観葉植物を紹介しますので参考にしてください。

猫に安心な観葉植物

思わぬところで猫は観葉植物に触れています

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よく見かける観葉植物に毒性のものが多いので、驚かれたことでしょう。反対に、猫に安全な観葉植物もたくさんあります。しかし大丈夫だからといって、葉を食べたりするのはあまり良いことではありません。猫の体調によっては中毒症状が出ることもあります。葉に虫や埃が付いていることもありますし、食べた量によってはお腹を壊すことも考えられます。また幹で爪とぎをする猫がいますが、爪を痛める心配があります。観葉植物も傷がついてかわいそうですよね。鉢の中の置き肥も注意してあげてください。

  • パキラ

アオイ科の観葉植物で育てやすいことで知られるパキラは、猫にとって安心な観葉植物としてもよく紹介されています。幹が長いタイプは、爪とぎ用にならないよう気をつけましょう。

  • アレカヤシ

ヤシ科の観葉植物アレカヤシは南国の雰囲気が楽しめることに加え、マイナスイオンが多く放出されることでも人気があります。葉が揺れると猫が興味を示しますので、注意が必要です。

細い葉のアレカヤシは安心な観葉植物とされています

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  • ベビーティアーズ

イラクサ科の観葉植物です。名前のとおり、赤ちゃんの涙のような極小の葉がたくさん付く愛らしい植物です。多湿を好むため、土が乾く前に水やりをします。こんもりした緑を、猫が触ってみたくなるかもしれませんね。


  • エバーフレッシュ

マメ科の観葉植物で、ネムノキの仲間です。エバーグリーンと呼ばれることもあります。夜になると葉を閉じる姿が愛らしいエバーフレッシュはとても人気があります。大きくなると葉のボリュームが出て、揺れることが多いので猫の興味を引くかもしれません。

猫もエバーフレッシュの愛らしさに気づくかもしれません

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  • アジアンタム

ワラビ科に属するシダの仲間です。小さな葉がたくさん茂る姿が愛らしく、人気がある観葉植物です。乾燥に弱いので、常に葉水をかけてあげましょう。フサフサしたシルエットに猫がじゃれるかもしれませんので、注意してくださいね。

  • ブライダルベール

ツユクサ科の観葉植物で、葉に混ざって白い小花がベールのようにたくさん咲きます。英語ではタヒチアンブライダルベールと呼ばれます。育て方が簡単なので気軽に置くことができますが、ハンギングにする場合は注意しましょう。猫が上に乗って遊ぶかもしれません。

可憐な姿のブライダルベールは毒性はないと言われています

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猫と一緒に生活できる観葉植物を紹介してきました。他にも種類はありますので、確認をしてから置くようにしてくださいね。安全と記載されているものでも、危険な観葉植物で紹介したサトイモ科やユリ科、クワ科などは、念のため注意が必要です。では最後に、万が一猫が中毒症状を起こした時の対処についてお話します。

猫が観葉植物で中毒を起こしたら?

猫が食べた観葉植物を獣医さんに伝えましょう

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猫の行動に注意していても、目を離した隙に何か起こるかもしれません。ここでは前もって、万が一の時の対処を確認しておきましょう。猫が中毒を起こすと、吐き気・下痢・けいれんなどの症状が多く見られます。口の周りに白い泡がついていることもあります。万が一中毒症状が出たら、急いで動物病院に行ってください。食べた観葉植物の名前を獣医さんに伝えるか、名前がわからない場合は観葉植物の写真を撮って見てもらうのが良いでしょう。普段からかかり付けの動物病院を決めておくことも大切です。

急患で連れて行く場合

緊急の場合、まず動物病院に電話をしましょう。たいていの病院は急患を診てくれますが、まれに受け付けられない場合もあります。獣医さんから応急処置の指示があれば従いましょう。猫を毛布やバスタオルなどで包んで保温をし、なるべく車で移動することをおすすめします。秋~冬の場合は、保温用に携帯用カイロが便利ですよ。ただしカイロを猫の体に直接付けると、低温やけどを起こす危険があります。布の上から当てるようにして、飼い主が時々温度を見てあげてくださいね。

キャリーで連れていく場合

猫用キャリーに慣れておくようにしましょう

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重篤な症状でない場合はキャリーでも大丈夫ですが、保温に注意しましょう。タオルや小さめの毛布を入れてあげても良いですし、携帯用カイロをキャリーの下から当てるだけでもずいぶん違います。猫は不安でたまりません。飼い主の顔を見せながら、時々声をかけてあげましょう。
ただでさえ具合が悪いのに、慣れていない場所に連れていかれるのは猫にとって苦痛です。パニックを起こすこともあるかもしれません。普段から定期的に健康診断を受け、病院に慣れておくことをおすすめします。病気の早期発見にも繋がりますよ。信頼できる獣医さんがいることは、飼い主にとっても安心ですね。動物病院の平均的な初診料は1200円くらいですが、処置や投薬によって加算されていきます。入院の場合はさらに1日ごとに料金がかかります。登録料が必要な病院もあります。保険が利かないので、費用は多めに用意しておくと安心ですね。それぞれの動物病院によって異なるので、必ず確認をするようにしましょう。

まとめ

観葉植物を食べないように気をつけようね

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猫と観葉植物が生活するためのお話をしてきましたが、いかがでしたか。猫の興味を、観葉植物からそらす方法がありましたね。普段よく見聞きする観葉植物は、猫にとって毒性があるものとないものに分けられました。猫の習性を理解し、少し気をつけてあげるだけで危険は回避できます。飼い主の要望を押し付けるだけではなく、猫の気持ちも考えながら生活することも大切かもしれません。動物病院の情報も役に立つと幸いです。猫だけでなく、犬や他の小動物、小鳥にも同じことが言えますね。大切なペットと平和な毎日が過ごしながらグリーンのある暮らしを楽しむために、飼い主としても知識を蓄えておきましょう。

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
観葉植物ならひとはな

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