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挿し木する前にゴムの木について知ろう

カフェやオフィスなどに飾られている肉厚で大きい葉の観葉植物を見たことはありませんか?その植物は「ゴムの木」という観葉植物です。ゴムの木は耐寒性や耐陰性があるので初心者にも育てやすい観葉植物として昔から人気があります。大きな葉が特徴のゴムの木は、広い空間でもパッと目を引く存在感がありますね。最近では植物の通販サイトでもいろいろな品種が販売されています。それでは観葉植物として人気のあるゴムの木の特徴と主な種類についてご紹介していきます。

ゴムの木の特徴

ゴムの木は光沢のある楕円形の葉が綺麗な、クワ科フィクス属(フィカス属)の観葉植物です。小さいサイズでも存在感があるので育てやすい観葉植物として人気があります。挿し木で増えるほど生命力が強く、半日陰でも育つ耐陰性があるので室内でも管理しやすいですよ。またゴムの木を含むフィクス属は800種以上あり、気根が特徴の「ガジュマル」や「ベンジャミン」などもゴムの木の仲間です。日本で観葉植物として売られているゴムの木はインドゴムノキという種類の他に、インドゴムノキを元に品種改良した斑入りの品種や黒い葉の品種などが流通しています。ゴムの木は名前の由来ともなっている天然ゴムの原料として重宝されている植物で、原生地では樹高30mまで成長します。また、ゴムの木は「永遠の幸せ」という花言葉を持っているので新築祝いなどのお祝いシーンにもプレゼントしやすいですよ。最近では100円ショップでも売っているので初心者でも挑戦しやすい観葉植物です。

ゴムの木の主な種類

ゴムの木の特徴を知っていただいたところで、ここからは数多くある中でも人気のある種類をご紹介します。ゴムの木は種類が多いので、ぜひインテリアに合ったゴムの木を見つけてくださいね。

  • インドゴム
鑑賞用のゴムの木の基本の品種です。濃い緑色と楕円の形、肉厚な葉が魅力のゴムの木です。このインドゴムの突然変異や品種改良により、様々な園芸品種が生まれています。
  • デコラゴム
インドゴムの突然変異によってできた品種です。肉厚で大きい丸みの葉が魅力的です。とても繁殖力が旺盛で濃緑色の葉は存在感があります。デコラゴムも人気のある観葉植物なのでよく見かけます。
  • デコラ・トリコロル(トリカラー)
デコラゴムの突然変異種です。斑の面積が広く、幅広い楕円形の葉が魅力です。葉の中央から緑色、灰緑色、クリーム色の順に斑が入っていて、さながら迷彩柄のようなおしゃれさです。葉緑素が少なく生育が遅いため市場には多く流通していません。
  • アサヒゴム
インドゴムの突然変異種で、葉の周りに細い白乳色の縁があります。デコラ・トリコロルよりも縁の白乳色は狭く、緑色の部分が大きい品種です。おしゃれな色合いでインテリアとしても人気がありますよ。
  • ベンガレンシス
ゴムの木の中でも特に人気が高い品種です。ヒンドゥー教の神話に「望みを叶える木」として出てくることから「長寿」という花言葉を持っています。楕円形の葉に入る美しい葉脈や優しい色合いの葉が魅力的で、太い気根を多く出すのも特徴です。白い幹も綺麗なのでインテリアがグッとおしゃれになりますよ。「ベンガルボダイジュ」「ベンガルゴム」とも呼ばれます。

ゴムの木の挿し木の方法

ゴムの木についてご紹介したところで、いよいよ挿し木の方法をみていきましょう。挿し木はゴムの木の成長期である5~7月に行うと発根率も上がり、成長も早いのでおすすめですよ。また挿し木をする際、切り口からゴムの原料である樹液が出てきます。樹液に触るとかぶれてしまったり、服に付いたらシミになったりするので注意してください。まずは挿し木をするにあたって園芸用品の準備をしていきます。挿し木に限らず、植物を切る際は切れ味の良いハサミを用意しましょう。切れ味が悪いハサミで切ってしまうと細胞が潰れて、切り口から腐ってきてしまうからです。続いて挿し木する土ですが、ゴムの木は中性の土を好むので赤玉土7:腐葉土3の割合の土か、市販の観葉植物挿し木用の土を使いましょう。赤玉土単用ですと発根後に目詰まりを起こしやすいので腐葉土を混ぜることをおすすめします。また樹液の対策としてゴム手袋や軍手を用意し、汚れても大丈夫な服装で作業すると良いです。樹液が床に落ちる場合もあるので新聞紙などを敷くと安心ですよ。それではゴムの木の挿し木をしていきましょう。

挿し木の手順

1. 挿し木用の枝を準備する
挿し木にする枝は生命力の強い枝を選びましょう。葉を2〜3枚程度残して枝を10cmほどのところでカットします。切る時は節の下を切るようにすると根が早く出てきますよ。また切り口は吸水性を上げるために斜めに切り、同時に切り口から出てくる白い樹液を洗い流してください。樹液をしっかりと洗い流さないと挿し木後に水を吸い上げづらくなります。また葉が大きい場合は、葉から水分が蒸発するのを防ぐため、輪ゴムで丸めてしばるか、半分にカットしましょう。カット後も葉から水分が蒸発しているので、水分補給させてあげるためにも水に1時間ほどつけておきます。ちなみに水で薄めた「メネデール」という植物活力素につけると葉が弱りにくくなりますよ。空気を吸い込むと水の吸い上げが悪くなるので、水中でカットする方法もおすすめです。
2. 土に植えて完了
挿し木用に準備した土に指で穴をあけてから枝を差し込みます。穴をあけることで挿す時に切り口が傷つくことを防ぎます。茎の半分ほどまで差し込んだら水をたっぷり与えて挿し木は完了です。あとは発根するまで半日陰で管理し、水遣りは土の表面が乾いてから与えましょう。発根前は肥料を与えても吸収しづらいので与えなくても大丈夫です。いかがでしょうか。ゴムの木の挿し木は簡単でしたね。ぜひ挿し木でゴムの木を増やすことに挑戦してみましょう。

水苔で包む挿し木法

ちなみにゴムの木の挿し木方法は、土に植える方法だけでなく水苔に包む方法があります。水苔は保水性と通気性に優れており、切り口が乾燥するのを防げるので挿し木の成功率が上がりますよ。手順は、まず枝の切り口を湿らせた水苔で包み、輪ゴムや紐で止めます。水苔が乾かないよう水を与えて半日陰で管理し、発根したら水苔を付けたまま土の入った鉢に植えましょう。しばらくは半日陰で管理し、徐々に明るい場所に移してあげてください。水苔に包む方法は土に挿す挿し木と違い、水を与えるタイミングがわかりやすいので挿し木初心者にも挑戦しやすいですね。

挿し木は剪定のついでに行うと良い

挿し木用にゴムの木の枝を切り取るのも良いですが、ぜひ剪定のついでに挿し木を行ってみましょう。剪定のついでに行うことで効率的に観葉植物の数を増やすことができ、剪定で余った枝を捨てる必要がなくなります。剪定するのに適した時期は5~6月なのでぜひ挿し木も一緒に行ってあげましょう。剪定する際は挿し木同様、樹液に注意しながら作業を行ってくださいね。それでは剪定の方法をご紹介します。まずは剪定する枝を選びましょう。内向きに生えている枝や、日光を遮るように生えている枝をカットするとゴムの木が元気に育ってくれますよ。また剪定後の樹形のバランスも考慮しながらカットしてください。枝の分かれ目や新芽の上、節の上をカットすると新芽が出てきやすいです。剪定後は明るい場所で管理していれば、約2ヶ月で新芽が出てきますよ。

挿し木が発根した後のゴムの木の育て方

ゴムの木が発根したら挿し木は成功です。発根後は風通しがよく、直射日光の当たらない明るい場所で管理しましょう。暗い場所で管理すると葉のツヤがなくなったり、徒長したりと元気がなくなってしまいます。どうしても暗い場所でしか育てられない場合は2~3時間程でも明るい場所に置いてあげましょう。ただし直射日光に当てると葉が焼けてしまい黒や茶色に変色するので、窓際などに置く際はレースカーテン越しに管理すると良いですよ。特に夏は日差しが強いので注意してください。またゴムの木は暖かい地域に自生しているので冬場は最低でも5℃以上の環境で管理しましょう。エアコンで空調する際、ゴムの木が乾燥すると葉が変色したり丸まったりしてしまうので、霧吹きなどで観葉植物に葉水をするとより元気に育ってくれますよ。ちなみにゴムの木は葉が大きいのでホコリがたまりやすいです。光合成などの妨げになるのでやわらかい布で優しく拭き取ってください。水遣りは土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。水をあげすぎると根腐れの原因になります。冬場の水遣りは土の表面が乾いていても土中が湿っている可能性があるので、土の表面が乾いてから数日後に水を与えてくださいね。

まとめ

ゴムの木の挿し木方法や剪定方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?挿し木では、ゴムの木の切り口を傷つけないことと、切り口を乾燥させないことが成功させるポイントでした。発根するまでの水遣りも土の状態を見ながらペース配分してあげましょう。またゴムの木の挿し木や剪定をする際は樹液に注意して作業してください。ゴムの木を挿し木で増やして観葉植物のある生活をぜひ楽しんでくださいね。

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
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