目次

ウンベラータを剪定する前に

ウンベラータはインテリアグリーンとして暮らしに彩りを添えてくれます。

出典: http://www.imgrum.net
ウンベラータはインテリアとして人気のある観葉植物ですが、実は意外と剪定について知らない方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、ウンベラータの剪定についてご紹介します。まずはウンベラータの特徴や魅力、剪定についての基礎知識を知っていきましょう。

ウンベラータはどんな観葉植物?

ウンベラータのグリーンが癒しの空間を作ってくれますね。

出典: http://realnori.exblog.jp
緑が爽やかなウンベラータの正式名は、フィカス・ウンベラータです。フィカスとは属性名で、ゴムの木の仲間に付けられています。名前がユニークな観葉植物のウンベラータですが、ウンベラータ(umbellata)という名前はラテン語の「日傘」(umbella)から来ています。確かにウンベラータの葉がこんもりと茂った形から日傘をイメージできますね。白っぽい幹にハートの形の大きな葉が美しい観葉植物であるウンベラータは、フィカスの品種の中でも葉が柔らかくて色が薄いのが特徴です。清涼感があるグリーンの葉を持っているので色々なインテリアに映えますね。フィカス・ウンベラータは明るい場所を好むので、室内の明るい場所に置いてあげましょう。生長が早く、適度な環境を整えてあげると3~5mにも元気に伸びてくれます。剪定して好きな大きさや形に整えて、グリーンインテリアとして置きたい場所にぴったりのフィカス・ウンベラータを育てていくと、さらにウンベラータとの生活を楽しめますよ。

剪定ってそもそも何?

剪定という言葉はよく聞くけど、具体的にはどういうことをするの?

出典: https://www.homemate.co.jp
剪定という言葉は植木や盆栽を扱う際によく耳にします。言葉だけ聞くと何だかとても難しそうに感じてしまいますが、そんなことはありませんよ。剪定とは樹木の枝を切って形を整え、風通しなどを良くしてあげることです。剪定は見た目を美しくするだけでなく、植物が生きていく上で必要な養分を効率よく使えるように手助けすることでもあります。また剪定することで病害虫の繁殖を予防する効果もあります。植物が元気に生長してすくすくと育っていくためにとても大切な作業ですので、ぜひ剪定してあげてくださいね。

ウンベラータの剪定を行いたい理由とは?

枝を広げていくフィカス・ウンベラータ。剪定は必要?

出典: http://roomclip.jp
観葉植物フィカス・ウンベラータを剪定せずに放置しておくと、どのような困った状況になるのでしょうか。実はフィカス・ウンベラータは、上へ上へと伸びていく性質があります。居心地の良い場所ではひと夏に20~30cmも伸びる、丈夫で育てやすい観葉植物です。つまり剪定しないと、室内で育てている場合は大きくなりすぎて天井まで届いてしまいます。葉がたくさん茂るとグリーンの色が目に心地良くリラックスできるのですが、日が当たらない枝葉の部分が育たず病気になったり樹形が変わってしまったりする事があります。また枝葉が増え続けることで根から吸収する水分や養分が樹木全体に行き渡らず、枯れる原因になることもあります。フィカス・ウンベラータの葉が下を向いてしまう時は、水分不足で元気のない状態と言えます。元気がない時のサインのひとつとして気付いてあげられるとよいですね。フィカス・ウンベラータを剪定して、水分や栄養分を吸収する根の負担を減らし、インテリアとして美しい樹形を保てるようサポートしてあげましょう。

ウンベラータを剪定してみよう

剪定には何が必要で、どの時期にすれば良いのでしょう?

出典: http://www.juicygarden.jp
フィカス・ウンベラータがどんな観葉植物で、なぜ剪定が大事なのかをお分かりいただけましたでしょうか。ここからは実際にフィカス・ウンベラータを剪定していきましょう。剪定に必要なもの、最適な時期や注意したいポイントなどをご紹介していきますね。

まずは道具をチェック!

フィカス・ウンベラータを剪定する時に必要な道具は?

出典: http://www.studio-custom.com
観葉植物を剪定する時には、よく切れる剪定ばさみや新しい植木鉢、土、スコップやじょうろなどが必要です。特にはさみは普通のはさみを使用すると、観葉植物の茎の繊維をつぶして傷めてしまいます。茎を傷めてしまうとダメージを回復するのに時間がかかり、回復するまでに病気になったり、寿命を縮めたりしてしまいます。茎の切り口に負担をかけない切れ味の良い剪定ばさみを用意しておきましょう。そして土は肥料の栄養分などが入っていない、新しい挿し木用の土や赤玉土を用意しましょう。剪定した枝はダメージを受けているので、栄養分のある土を使うと土中の栄養分が負担になってしまうからです。また古い土には細菌や病害虫がいる可能性があるので、新しい土を使ってあげましょうね。ちなみにフィカス・ウンベラータは剪定をすると、切り口からゴムの木特有のべたべたした白い樹液が出てきます。この白い樹液は人によってはかぶれてしまう事もあるので注意したいですね。白い樹液が直接肌に触れないように汚れてもいい服装やエプロン、手袋などをしておくと安心です。また室内で剪定をする場合は床や家具などにも樹液が付かないように、新聞紙などを前もって広げておきましょう。

剪定は必ず生長期に!

生長期っていつのこと?

出典: http://blog.livedoor.jp
生長期とは植物が1年の中で、最も根や枝葉を伸ばす時期のことです。フィカス・ウンベラータの場合は春から秋が生長期です。春から秋の時期は土が乾いたら水をたっぷり与え、夏の時期は特にフィカス・ウンベラータに霧吹きで葉っぱに潤いを与える葉水を行い乾燥しないように気を付けてあげましょう。生長期に水分や養分がしっかり行き渡ると、植物は元気にぐんぐん伸びてくれます。フィカス・ウンベラータは熱帯の植物で寒さに弱いので、冬の時期が苦手です。万が一最低限の気温が保てないと、葉を全部落としてしまうことがありますので注意しましょう。つまり体力が弱っている冬の時期に剪定をしてしまうと、ダメージが強く回復するのが大変になってしまうのです。フィカス・ウンベラータの剪定は春から秋の成長期にするのが非常に重要ですので、覚えておいてくださいね。植物はそれぞれに1年を通して得意な時期と苦手な時期があるので、植物に合ったリズムに寄り添ってお世話していきましょう。

剪定前に理想のイメージを膨らませて

スタイリッシュな雰囲気のフィカス・ウンベラータ。

出典: http://roomclip.jp
実際にフィカス・ウンベラータを剪定する前には、ぜひ行いたい大事なポイントがあります。それは理想の形のインテリアグリーンをイメージする事です。どの方向に枝を伸ばしたいか、どこにボリュームを出したいかなど自分の理想のフィカス・ウンベラータの形を思い描きましょう。そして理想のイメージを実現するには、闇雲に剪定するのではなくフィカス・ウンベラータの上に上に伸びていくという習性を理解する事が大切です。剪定はグリーンの健康を維持するとともに、自分好みに育てていける楽しさが醍醐味でもあります。フィカス・ウンベラータが素敵なインテリアグリーンとして日々育っていく姿を愛でる幸せを、ぜひ味わってみましょう。

いざ実践!剪定してみよう

フィカス・ウンベラータの先端部の芽を剪定するのがポイントです。

出典: http://www.sc-engei.co.jp
それではフィカス・ウンベラータの剪定を実際に行っていきましょう。黄色く枯れかけた葉や、混みあっている枝葉を優先して剪定していきます。上に伸びすぎてこれ以上伸ばしたくない場合は、枝の最先端部分を剪定するといいですよ。剪定した部分から新芽が出て、枝がY字に伸び横にボリュームが出てきます。さらに新たに伸びた枝を剪定していく作業を時間をかけて繰り返すと、横に広がりをもった樹形の美しいフィカス・ウンベラータに育ってくれます。茎や枝が出ている部分のすぐ下をカットすると、新芽が出やすくなりますよ。フィカス・ウンベラータの切り口は白い樹液が出ますので軽く拭きましょう。また大きな切り口で剪定のダメージが心配な場合は、樹木の剪定時に塗る癒合剤などを利用するのも良いですね。剪定した部分の下部から新芽がY字に出てくることをイメージしながら、伸ばしたい方向の枝を剪定すると理想の形のフィカス・ウンベラータに近づけていくことが出来ます。剪定したら新芽が出るのを待ち、生長を見守ります。そして伸びすぎたらまた生長期の春から秋の元気な時期に剪定する、というサイクルです。ぜひこの機会にフィカス・ウンベラータの剪定にチャレンジしてみてくださいね。

剪定で出たウンベラータの枝や葉を有効利用!

剪定したウンベラータの葉。まだ元気なのに捨てるのは可哀想ですよね。

出典: http://b-birds.com
フィカス・ウンベラータの剪定方法はお分かりいただけましたでしょうか。剪定してスッキリしたフィカス・ウンベラータは風通しも良くなり、たくさんの日光を受けて気温が高い時期にのびのび育っていく事が出来ます。さて剪定して出た枝葉ですが、捨てるのはせっかく元気に育ってくれたフィカス・ウンベラータに申し訳ないですよね。ここからは剪定して出た枝や葉を利用してさらに楽しむ方法をお伝えしていきますね。

意外と簡単!挿し木で仲間を増やそう

剪定したフィカス・ウンベラータの枝を、直接土に挿しています。

出典: http://roomclip.jp
まずは剪定した枝を使ってフィカス・ウンベラータを増やしていく「挿し木」の方法をお伝えしていきます。挿し木と聞くと難しそうですが、意外と簡単に出来るのでおすすめですよ。それでは手順を説明しますね。

1.剪定した枝の中から天芽(芽の出ている先端部)のある枝を選び、1~2節残して10~15cmくらいの長さに切ります。この時枝を斜めに切ると切り口が斜めになり表面積が広くなるので、水分を吸い上げる量が増えます。そのため早く根が伸びやすくなります。

2.枝の切り口から出てくる白い樹液を水で洗い流し、新しい挿し木用の土や赤玉土を植木鉢に入れます。

3.植木鉢の土に最初に水をあげてから、枝を土に5cmほど挿します。事前に割り箸などの棒状のもので土に穴を開けておくと、枝を挿した時に切り口がダメージを受けなくて良いですよ。

4.挿し木後は、たっぷりと水をあげましょう。普段は土が乾いたら水をあげますが、枝が土に根付くまでの間は土が乾く手前のタイミングでたっぷり水をあげましょう。土が乾燥しすぎると枝が枯れてしまいますし、常に土が湿っているのも根が生長しません。土から水分が無くなりかけると水を吸収しようと頑張って根を伸ばすので、土が乾きかけるタイミングに合わせて水をあげると良いですね。挿した枝がしっかり根付いたら、観葉植物用の土や培養土を入れたひと回り大きい植木鉢へ植え替えてあげましょう。

植え替えた後は、土が乾いたら水をやるなどの基本のお世話をしましょう。正しい育て方を続ければ、フィカス・ウンベラータは大きく育っていきます。捨てるはずの枝から新たに仲間が増えていくなんて嬉しいですよね。フィカス・ウンベラータの仲間を挿し木でたくさん増やして、爽やかなグリーンをインテリアとして色々な場所に置いて楽しんでみましょう。

もっと手軽に!水挿しなら初心者も安心

剪定したフィカス・ウンベラータの枝を水に挿しておくと根が出てきますよ。

出典: http://plaza.rakuten.co.jp
挿し木よりももっと手軽に、剪定したフィカス・ウンベラータの枝葉を使って楽しみたい方には「水挿し」がおすすめです。それでは手順を説明しますね。

1.葉は1~2枚だけ残して他の葉は取ります。多くの葉があると水分を葉に行き届かせようと、多くのエネルギーが必要になって負担になってしまうからです。

2.切り口の白い樹液を洗い流してから、綺麗な水を入れた透明な容器などに挿します。

3.毎日水の交換をしてあげましょう。しばらくすると根が伸びてきます。

水挿しの状態だけでもインテリアとしてしばらく楽しめますが、土に植えた時のように養分を十分吸収出来ないため枯れてしまいます。上手に新しいフィカス・ウンベラータを増やしたいなら、しっかり根が伸び枝葉全体も生長していることを確認した上で、観葉植物用の土や培養土を入れた植木鉢に植え替えてあげましょう。そしてたっぷりと水をあげてください。水挿しで出てきた根は吸水力が弱いので土にしっかりと枝が根付くまでは、土が乾かないように水をあげてください。しっかりと土にフィカス・ウンベラータの枝が根付いたら、土が乾いたら水をあげる基本のお世話をしていくと元気に育っていってくれます。水挿しは剪定をした後にすぐ挿し木をする時間がない時など、ひとまず水に挿しておいて根を伸ばし、都合のよいタイミングで植木鉢に植え替えることが出来るので便利ですよ。無理のない範囲で、剪定して出たフィカス・ウンベラータの枝葉を再び使って楽しんでくださいね。

飾り方や使い方でインテリアを格上げ!

グリーンをテーブルに飾って素敵なコーディネートに。

出典: http://greenweddingshoes.com
剪定して出た枝葉を利用して、挿し木や水挿しで仲間を増やし楽しむ方法をご紹介してきました。他にも枝葉を使ったお洒落なグリーンインテリアを楽しむ事が出来ますよ。フィカス・ウンベラータの葉や枝を手持ちの様々な大きさの容器に挿して、本棚や窓辺、キッチンにいくつか置いてみるだけでも随分とお部屋の雰囲気が変わります。観葉植物は飾り方でとてもおしゃれになり、とても楽しめますよ。さらにぜひ試していただきたいのが、グリーンの美しいテーブルコーディネートです。フィカス・ウンベラータの大きなハート型の葉は、ランチョンマットの代わりにするとナチュラルな雰囲気の食卓を演出できます。また小さな透明のガラスの器に葉を挿し、何個かテーブルに飾ってみるとグリーンが映えてとても涼やかです。ナプキンに葉を一枚添えてカードを置くだけでも爽やかでおもてなし感が出ますね。大切な方を招待する機会に、ぜひおすすめです。剪定した枝葉をテーブルの中央にランダムに飾って、テーブルランナーの様に見せるのも素敵です。グリーンと同系色のフルーツなども一緒に飾ると、一層おしゃれですね。剪定した枝葉でインテリアのセンスを格上げ出来るのは魅力的ですね。せっかく育てたフィカス・ウンベラータの枝葉ですから、出来るだけ最後まで飾って楽しんであげましょう。

まとめ

フィカス・ウンベラータで癒しと空間のセンスアップを。

出典: http://roomclip.jp
いかがでしたか。インテリアグリーンとして人気の高いフィカス・ウンベラータの剪定や魅力はお分かりいただけたのではないでしょうか。ウンベラータは大きなハート型の葉が美しく存在感があるので、置くだけでお洒落な空間を作り出してくれる事が嬉しいですね。丈夫で育てやすく、生長する時期に剪定する事で自分好みの樹形に育てていけることもフィカス・ウンベラータの大きな魅力です。フィカス・ウンベラータは剪定した枝葉で仲間を増やし、グリーンコーディネートなどのアレンジでインテリアをグレードアップ出来る楽しみがあるのでぜひチャレンジしてみてください。グリーンが美しいフィカス・ウンベラータに囲まれた空間で、ホッと一息ついて癒されてくださいね。

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
観葉植物ならひとはな

関連するまとめ