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ゴムの木を剪定する前に

ゴムの原材料であるゴムの木は、観葉植物としても人気があるとご存知でしたか?品種や仲間が豊富なゴムの木を育てるには、葉や枝を剪定する必要があります。剪定についてお話しする前に、まずはゴムの木とはどんな植物なのか、剪定が必要な理由についてご紹介します。

そもそもゴムの木とは?

ゴムの木とは、樹液からゴムの原材料を採取できる植物のことです。約800種もの品種があるゴムの木ですが、中でもインドゴムの木は、古くから観葉植物として人気があります。インドゴムの木は、クワ科イチジク(フィカス)属の観葉植物で、原産地は北西インドからインドシナ半島と言われています。インドゴムの木の改良品種である、班入りの葉が美しいアルテシーマや、小さな葉と曲がった幹が特徴的なフランスゴムの木等もインテリアとして人気があります。またゴムの木の属するフィカス属は、比較的丈夫で育てやすい品種が多いことも観葉植物として人気の理由の1つです。

剪定をする理由とは?

伸びきったゴムの木を放っておくと、インテリアとしての見栄えがあまり良くありませんよね。そのため、葉や枝が伸びてきたら剪定する必要があります。また、剪定をしないと葉が茂り、風通しが悪くなります。風通しが悪くなると病害虫の原因になります。さらに、葉が重なることで日光が全体当たらず、成長に偏りが出てしまいます。元気良く育てるためには、ゴムの木の成長に合わせて剪定しましょう。剪定をすることで、病害虫を予防し、ゴムの木の成長を促すことができますよ。続いてゴムの木の剪定方法についてご紹介します。

ゴムの木を剪定してみよう!

ゴムの木は見栄えのためだけでなく、健康に育てるためにも剪定が必要であるということについてお話ししました。ここからは、ゴムの木の剪定方法について、まずは、剪定のタイミングについてお話しします。

剪定のタイミングは?

インテリアとして人気のあるゴムの木は、剪定が必要ということについてお話ししました。では、どんな時に剪定すると良いのでしょうか。ゴムの木は葉や枝が重なり合うと、日光が上手く当たらず、生育が悪くなります。さらに、風通しが悪くなり、病害虫の原因になります。そのため、葉が密集してきた際は剪定が必要なサインです。他にも、ゴムの木の葉先が枯れていたり、病気になっている葉があれば剪定して取り除きましょう。ゴムの木はインテリアとして人気のある観葉植物ですので、自分好みの形の観葉植物に仕立てるために剪定するのも楽しみの1つですよ。

剪定の時期は?

ゴムの木の剪定は成長期である春先から6月、9月~10月に行うのが良いとされています。成長期に剪定を行うと、新芽の形成が上手くいきます。また、真夏の暑い時期や、ゴムの木の休眠期である11月から2月に剪定をすると、株が弱ってしまいますので極力避けて下さいね。季節だけでなく、天候も剪定のポイントの1つです。剪定後は切り口が湿ると病気や害虫の被害に遭いやすくなるため、晴れの日の剪定がおすすめです。

剪定の方法はこちら!

では早速、ゴムの木の剪定方法についてご紹介します。まずはゴムの木の全体を眺め、剪定後にどんな形にしたいか考えましょう。イメージができたら、初めに痛んだ葉や重なり合っている枝や葉を剪定します。簡単に剪定すると言っても、初めて剪定する場合、どこから切ると良いのか悩みますよね。剪定するポイントは「成長点を意識すること」です。成長点とは、幹から小さく飛び出ている部分のことで、細胞分裂を活発に行っています。成長点を潰してしまうと、新芽の形成が上手くいかないことがあります。剪定する際には新芽や枝を出したい場所の成長点潰さないよう、少し上の部分を剪定すると良いでしょう。

切る場所を決めたら、剪定鋏で思い切ってカットします。切るのをためらったり、切れ味の悪い鋏を使用すると、ゴムの木の細胞を潰して育ちが悪くなる場合があります。また、不衛生な鋏を使用すると、切り口から菌に感染し、病気の原因になります。そのため、剪定に使用する鋏は、切れ味の良い清潔なものを使用して下さいね。剪定し終えたら、傷口が大きい場合は、癒合剤をつけましょう。癒合剤とは、絆創膏のような役割を果たすもので、植物の傷の治りを良くしてくれます。剪定後は日光に十分当てると、新芽が出やすくなりますので、日当たりの良い場所で様子を見ましょう。

剪定時に注意することは?

ゴムの木の属するフィカス属は、剪定すると切り口から白い樹液を出します。この白い樹液がゴムの原材料であるラテックスという成分です。ゴムの木の樹液は、直接肌に触れてしまうとかぶれる恐れがあります。そのため、ゴムの木を剪定する際には軍手や手袋を使用し、樹液に直接触れないように気を付けましょう。また、樹液が衣服や床に付着すると、なかなか落ちにくいため、エプロンを着用し、室内でゴムの木を剪定する際には床が汚れないよう、新聞紙を敷いておくと良いですよ。また、小さなお子様やペットを飼っているご家庭では、剪定時に近づかないように注意してくださいね。続いて、ゴムの木の剪定を踏まえたうえでの育て方についてご紹介します。

ゴムの木の剪定方法をふまえて育ててみよう!

ゴムの木の剪定方法についてお話ししました。簡単に剪定といっても、時期や方法、注意点が沢山ありましたね。しかし、ポイントを押さえれば剪定は簡単に行うことができます。ゴムの木の剪定のポイントを押さえていただいたところで、水やり等、育て方についてご紹介します。

水やりの方法は? 

ゴムの木の育て方の1つ目のポイントは「水やり」です。ゴムの木は高温多湿を好みます。しかし、水を与えすぎると根が過湿状態となり、根腐れを起こします。水やりは、土が白っぽく乾いたら行いましょう。水やりの量は鉢底からあふれる程たっぷり与えます。水やりは与える時と与えない時のメリハリがポイントです。また、時期によって水やりの頻度を変えることも大切です。11月~2月はゴムの木が休眠期に入ります。休眠期中は水を吸い上げる力が弱くなりますので、他の時期と比べて控えめいにしましょう。水やりの際、受け皿に水が溜まったままにしておくと根腐れしてしまいますので、受け皿の水はこまめに捨てるようにしてくださいね。

日当たりや置き場所は?

ゴムの木の育て方の2つ目のポイントは「日当たりと置き場所」です。ゴムの木は耐陰性がありますが、日光を好みます。植物は日光に当たることで光合成をし、葉の色艶が良くなります。日照不足になると、日光を求めてひょろひょろと枝が伸びる徒長という現象を起こし、だらしなくなってしまいます。ゴムの木が徒長しないためには、室内の場合、時々日光浴をさせると良いですよ。但し、日光が大好きといっても、アルテシーマ等の班入りの品種は強い日差しに弱いという性質があります。直射日光に当たると葉焼けしてしまいますので、室内の場合はレースカーテン越しに日光の当たる場所に置きましょう。戸外で育てる場合は、遮光ネットを設置し、直射日光を避けてくださいね。

日当たりに加え、温度管理もゴムの木の育て方のポイントです。ゴムの木は熱帯地域の植物ですので、寒さにあまり強くありません。品種にもよりますが、5度から10度を下回ると葉が落ちて枯れてしまいます。冷え込む冬は、戸外のゴムの木は室内に取り入れ、室内で育てる場合も冷えすぎないように温度管理をしましょう。また、観葉植物は冷暖房の風が苦手です。冷暖房の風が直接当たると、乾燥しすぎて元気がなくなってしまいますので、気を付けて下さいね。

肥料の与え方は?

ゴムの木の育て方の3つ目のポイントは「肥料の与え方」です。ゴムの木は肥料をまったく与えないと生育が悪くなり、葉が変色します。しかし、肥料を与えすぎると根を痛めてしまうので注意が必要です。時期はゴムの木の成長期である、春から秋に与えます。また、11月~2月はゴムの木が休眠期に入ります。休眠期に肥料を与えると、栄養過多となり、枯れてしまう場合があるため控えてくださいね。ゆっくり効き目のある緩効性の置き肥を使用する場合は、月に1回程度与えます。即効性のある液体肥料を使用する場合は1~2週間に1度与えると良いですよ。与える量や与え方は肥料の種類によって異なりますので、取扱説明書に従って与えて下さいね。

増やし方は?

ゴムの木の4つ目の育て方のポイントは「増やし方」です。ゴムの木は、剪定等で切り取った健康な枝を土に挿して繁殖させる「挿し木」や、木の幹から発根させて繁殖させる「取り木」といった方法で増やすことができます。

  • 挿し木での増やし方

まず、挿し木に使用する枝を選びます。病気がなく、葉の色が良い元気のある枝を選びましょう。挿し木にする枝を選んだら、10センチほどに切りそろえます。葉は数枚を残して取り除き、残った葉は蒸散防止のために半分に切っておきます。水を吸収しやすくするため、枝の切り口を斜めに切り、切り口から出る樹液を洗っておきます。次に1時間程水につけます。水から揚げたら挿し木用の土に挿しましょう。挿し木後は風通しの良い明るい日陰で管理します。発根するまでの間は、土が乾かないように水やりを続けて様子を見ましょう。

  • 取り木での増やし方

まず、根を出したい部分の幹の表面の皮をくるりと1周ナイフで剥ぎます。5センチ程の幅で剥ぐと良いですよ。皮を剥いだら、湿らせた水苔を巻きつけます。水苔が乾燥しないよう、ビニール袋で覆って様子をみましょう。すると、2~3か月程で発根します。発根したら、ビニールや水苔を取り除き、発根した部分の下を切り取ります。切り取ったら新しい鉢に植え替え、風通しの良い明るい日陰で様子をみましょう。

植え替えの方法は?

ゴムの木の育て方の5つ目のポイントは「植え替え」です。観葉植物は成長すると、鉢と根のバランスが悪くなり、放っておくと根詰まりします。根詰まりすると、植物の発育が悪くなり、葉が落ちたり新芽が小さくなったりします。そのため、ゴムの木は成長に合わせた鉢に植え替える必要があります。植え替えの周期としては1~2年に1度の周期で植え替えると良いでしょう。また、鉢底から根が飛び出たり、水やりをした際に水が上手くしみこまない時は植え替えのサインです。植え替えの時期は5月~8月中旬に行いましょう。まず、鉢からゴムの木を取り出し、手で優しく根をほぐしながら土を落とします。痛んだ根や長すぎる根があれば切っておきましょう。次に1周り大きな鉢に土を入れます。中心にゴムの木を置き、上から土を足し、手でしっかり土を押さえます。植え替え後は直射日光の当たらない明るい日陰で様子を見ましょう。

トラブルと対処法は?

ゴムの木の育て方と合わせて、よくあるトラブルについてご紹介します。ゴムの木のよくあるトラブルは「水不足」「日照不足」「根詰まり」「病害虫」です。トラブルに見舞われたら、育て方をもう1度確認し、対処しましょう。

  • 水不足

ゴムの木の葉が枯れたり、落葉するようであれば水不足が考えられます。水不足の際は水をたっぷり与え、しばらく様子をみましょう。特に夏場は水の蒸発量が増え、水不足に陥りやすいです。土の様子をこまめに確認し、水不足に気を付けて管理して下さいね。

  • 根腐れ

ゴムの木の葉が萎れたり、茶色になって枯れる等の症状が見られたら、根腐れが考えられます。根腐れの場合は植え替えをしましょう。植替えの際、傷んでいる部分は鋏で切り取っておきましょう。植え替え後はしばらく水やりを控え、明るい日陰で様子を見て下さいね。根腐れは、水の与えすぎによる過湿状態が原因になることが多いため、土が乾いた時に水やりをするようにしましょう。

  • 根詰まり

ゴムの木が根詰まりをすると葉が落ちたり、新芽が小さくなるといった症状がみられます。また、鉢底から根が飛び出たり、水はけが悪くなったという場合も根詰まりが考えられます。根詰まりした際には、成長に合わせた鉢を選び、植え替えると良いですよ。

  • 病害虫

ゴムの木につきやすい害虫は「カイガラムシ」です。カイガラムシが付着すると、葉に黒い斑点が現れるすす病を発症することがあります。そのため、カイガラムシを見つけたら駆除するようにしましょう。成虫になる前であれば、専用の殺虫剤で駆除できますが、成虫になってしまうと殺虫剤が効きにくい為、歯ブラシでこすって落とします。既にすす病にかかってしまった場合は、黒くなっている葉は取り除いて下さいね。また、カイガラムシの予防には、葉に霧吹きで水を吹きかける葉水をし、剪定をして風通しを良くすると良いですよ。

まとめ

ゴムの木の剪定と育て方についてご紹介しました。品種や種類が豊富なゴムの木は、インテリアとして人気のある観葉植物です。しかし、ゴムの木が伸びたままだと折角のインテリア性が損なわれてしまいます。ゴムの木の枝や葉が伸びてきたら思い切って剪定してみましょう。ゴムの木の剪定は、生育期である春先から6月、9月~10月がおすすめです。初めての方は剪定に勇気がいるかもしれませんが、剪定後の形を想像し、成長点を意識しながら切ると上手くいきますよ。剪定すると、自分好みの形に育てられるだけでなく、風通しが良くなって日光が平等に当たるようになり、健康に育ちますよ。ぜひ剪定方法を確認しながら挑戦してみて下さいね。また、ゴムの木を長く楽しむには育て方のポイントも併せて確認しておきましょう。丈夫なゴムの木は育て方も簡単ですので、初心者の方でもインテリアとしてご自宅に取り入れやすく、おすすめです。剪定方法や育て方をマスターしたら、観葉植物を通販で購入し、グリーンライフを楽しんでみませんか?

おしゃれな鉢カバー紹介

観葉植物を一段とおしゃれに飾るため、鉢カバーに入れてみてはいかがでしょうか?観葉植物の鉢がむき出しだとせっかくの雰囲気が台無しです。素敵なインテリアにするため鉢カバーに入れてみましょう。

出典: https://hitohana.tokyo
観葉植物ならひとはな

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