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クリスマスツリーの大本命!観葉植物もみの木とは?

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クリスマスシーズンには観葉植物もみの木をたくさん見かけます。

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空気の冷たい12月には街がイルミネーションで彩られ、クリスマスムード一色になりますね。11月頃から室内でもクリスマスを楽しむ為に、クリスマスツリーを飾る方も多いのではないでしょうか。日本の一般的なクリスマスツリーはおもちゃの作り物ですが、海外ではも生木のもみの木がクリスマスツリーとして使用されるそうです。生木に馴染のない日本人には1種類に見えますが、実は観葉植物もみの木は世界中に様々な種類があります。欧米では好みの種類のクリスマスツリーを求めて農場を回る人もいるそうですよ。グリーンが美しく魅力的な観葉植物の中でも、バランスのとれた円錐の形はもみの木の一番の魅力です。今回はクリスマスシーズンに大活躍する観葉植物もみの木の特徴についてご紹介します。

そもそも もみの木とは?

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円錐形でグリーンの葉が美しい高木です。

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「もみの木」には、マツ科モミ属の全ての木を表す場合と、日本固有種のマツ科モミ属モミ(学名Abies firma)のみを指している場合の2種類があります。ここでは、観葉植物として親しまれているマツ科モミ属の様々な種類がある「もみの木」について説明しましょう。

もみの木は、主に北半球の寒冷地から温帯にかけての広い地域で分布しています。学名は「Abies」と言い、直訳でモミ属を意味します。もみの木は、グリーンの葉を落とさない常緑針葉樹で、約40種類存在します。そして、もみの木の成木は高さが15m~45mにもなり、建物に例えるとビルの5階~15階に相当しますので、大変大きく成長する迫力のある樹木であると言えますね。一方で、家庭でクリスマスツリーに利用される観葉植物もみの木は、室内に設置できる1m~2mくらいのものが選ばれています。成長前の子供のもみの木がツリーに使われているのですね。また観葉植物としてだけではなく、木材として建築資材やかまぼこの板・素麺の箱などにも使われています。

もみの木の花と花言葉

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右が赤紫色の雌花で、上に向かって円筒形の花がつきます。左が茶色の雄花です。

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観葉植物もみの木にも花があることをご存じですか?花と言っても、バラなど花びらのある花とは違い、円筒形の実のような形をしています。4~6月が開花時期です。1本の木にそれぞれ雄花と雌花をつけます。雄花は前年枝の葉脈に多数付き、花粉が空気中に広がりやすいようです。雌花は枝の先端に上に向かって付いています。

観葉植物もみの木には花が咲きますから、当然花言葉もあるのですよ。観葉植物もみの木の花言葉は「時間」「高尚」「永遠」「真実」です。冬の間もきれいなグリーンの葉をつけている観葉植物もみの木は、強い生命力を持つものとして「永遠の命」の象徴となりました。永遠なるものには真実が宿るとされ、このような花言葉が付けられた様です。花言葉を添えて観葉植物もみの木を贈り物にしても喜ばれそうですね。

もみの木は種から増やす!

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もみの木の種は鱗片状になり空気中に拡散されて地面に落ちます。

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観葉植物を増やす方法には、挿し木・接ぎ木・株分け・種まきがあります。その中でも剪定枝からの挿し木や、大きくなった観葉植物の株分けは様々な観葉植物で良く用いられる手法です。種から育てるよりも手間がかからず簡単に増やすことができるからです。しかし、観葉植物もみの木は種から増やすのが一番簡単な方法になります。その理由は、マツ科の植物は挿し木をしても根が出るまでに数ヶ月かかり、また根が必ず出るとは限らないからです。マツ科モミ属の種を蒔く時期は、気温が10~20度になった頃にしましょう。それ以外の気温になると休眠して発芽しないので避けてください。また、自然に生育しているもみの木からは10月頃になると羽が付いた種がタンポポのように飛んでいきます。もみの木の種は風によって拡散されて、種族を増やす工夫をしているのですよ。

観葉植物もみの木とクリスマスの関係

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クリスマスに欠かせないクリスマスツリーはドイツが発祥です。

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クリスマスの歴史の中でクリスマスツリーが登場するのは17世紀のドイツだと言われています。キリスト教の歴史と比べると、ツリーの歴史は意外にも浅いと思いませんか?観葉植物もみの木がクリスマスに使われる様になったのは、冬の間もグリーンの葉を付けていることと関係が深い様です。観葉植物もみの木は、クリスマスに利用される以前から、ヨーロッパで樹木信仰の対象になっていました。冬の寒い空気の中、葉を落とさない姿から強い生命力を感じたのでしょう。それが、クリスマスにも広がっていきます。

なぜクリスマスツリーにもみの木が使われるの?

現在、クリスマスに欠かせない観葉植物もみの木が、クリスマスツリーとして使われる様になったきっかけは諸説あるようです。その1つに、「知恵の木」として飾られたことがあります。「知恵の木」とは、旧約聖書でアダムとイヴが食べてしまう禁断の果実が生る木です。クリスマスイブにドイツでキリスト教の降誕祭が行われていました。教会でアダムとイヴの舞台劇をする際に、「知恵の木」として冬でもグリーンの葉を付けているもみの木が使われたそうです。そこからドイツの家庭でも観葉植物もみの木が親しまれる様になり、世界中に広がっていきました。

もみの木の生木に飾り付けをする際の注意点

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造花のクリスマスツリーとは違い飾り方に注意が必要です。

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日本では造花のクリスマスツリーを室内に飾るのが一般的ですが、海外ではもみの木の生木をツリー専門店や農場に買いに行くそうです。売られている観葉植物もみの木には、根が付いているものと根元が切られたものがあります。根付きのものは、鉢に植え観葉植物として管理します。根元が切られたものは、ツリースタンドを一緒に用意します。ツリースタンドは花瓶の様に水を入れることができます。空気の乾燥によってツリースタンドの水が蒸発しやすくなっていますので、根元が切られたもみの木の水を切らさないように注意してください。観葉植物もみの木へ飾りつけをする時には、葉の先端が鋭くケガをする恐れがあるので軍手を付けて行いましょう。観葉植物もみの木はワイヤーでしっかりと作られた造花と違い、飾りをつけると枝が垂れ下がります。飾りの重みで枝が下がってしまうと、観葉植物もみの木のフォルムの美しさが崩れてしまうので、シンプルな飾りつけをお勧めします。またイルミネーションを付ける場合は、水がかかっても良い様に防水性のものを選びましょう。

クリスマス後のもみの木は

クリスマスツリーにもみの木の生木を使う海外では、シーズン終了後にツリーが回収されます。ツリー専用の回収場所が設置されているそうですよ。回収された観葉植物もみの木は、細かくされ腐葉土や燃料チップに再利用されます。鉢植えは農場に返され、再び使われるそうです。では日本で生木を使用した場合にはどうしたら良いのでしょうか。観葉植物もみの木を飾る家庭はまだ少ないので、自治体のルールに従って燃えるゴミや剪定ゴミとして出すことになります。根元を切ったもみの木を販売している外資系の大型店では回収してくれる所もあるようですから生木を購入の際に販売店に尋ねてみると良いかもしれません。植木鉢の場合は飾りを外し、室内から屋外へ場所を移して、是非、末永く観葉植物として楽しんでくださいね。

観葉植物もみの木の管理方法

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季節や環境によって管理方法が異なります。

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このように海外ではとても良く見かける生木のもみの木を、日本でもクリスマスツリーとしてぜひ取り入れてみたいと思う方もいらっしゃるかと思います。ところで、日本で冬以外の季節に見かけたことはありますか。また、観葉植物としてのもみの木の育て方とはどのようなものがご存知ですか。日本では生木のもみの木の流通量が他の観葉植物より少ない為見かけることも少なく、育て方のイメージが湧きづらいのではないでしょうか。もみの木は冬の厳しい寒さに耐えグリーンの葉を残すので、強い観葉植物だと思われるかもしれませんが、実は乾燥や暑さに弱く、夏の暑さが厳しい場所や室内では育てるのにコツがいります。毎年クリスマスシーズンにツリーとして楽しめるように観葉植物もみの木の育て方をご説明しましょう。

置き場所・日当たり・温度

観葉植物もみの木は、日当たりが良く風通しの良い屋外を好みます。しかし、家庭でクリスマスツリーとして楽しむには、室内に置くことになるかと思います。室内はエアコンの影響で空気が乾燥しやすくなっています。他の観葉植物と同じ様に葉や土の乾燥に注意しましょう。もみの木の葉が乾燥してきたら、霧吹きをかけて葉と空気の乾燥を防ぐ葉水という作業をおすすめします。クリスマスシーズンが終わったら室内から屋外へ出しましょう。寒い空気の中でも強い観葉植物もみの木ですが、暑すぎる場所は苦手です。夏は西日を避けられる半日陰におきましょう。また、壁などに枝葉がふれると、その部分が弱ってしまうので気を付けてください。地植えもできますが、枝が広がり背も高くなりますので、コンパクトに育てたい場合は鉢植えをお勧めします。

水やり

鉢植えの観葉植物は水切れしやすいので、土の状態に気を向ける様にしましょう。特にもみの木は乾燥に弱いので、一般的な観葉植物よりも注意が必要ですよ。一度乾燥してしまうと、きれいなグリーンの葉色が悪くなり、回復しない場合があります。土が乾いていたら、鉢底からたっぷり水がでるまで水をあげてください。夏は1日に2回、冬は2~3日に1回が目安です。気温・降雨・日当たりなど、環境によって土の乾き方は変化しますので注意しましょう。

病害虫・肥料

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観葉植物もみの木の様子を確認しましょう。

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観葉植物の中でも、もみの木はおおむね病害虫に強い植物です。しかし、葉が乾燥するとハダニが付きやすくなります。ハダニが一度つくと駆除しにくいので、葉に霧吹きをするなどして乾燥を防ぎましょう。また、木の幹を食べるカミキリムシの幼虫が付くこともあります。観葉植物もみの木の周りに木くずが落ちていたら、カミキリムシの幼虫を疑ってください。クリスマス時期に観葉植物もみの木を室内へいれる時、外から虫を持ち込むと大変です。虫がついていないか確認して入れましょう。肥料は、新芽がでる3~5月ころに固形肥料や液肥などを追肥してください。

剪定・植え替え

観葉植物もみの木は自然に形が整うので剪定は必要ありません。もし枝が込み合っている場合は、夏に蒸れてしまう可能性が高くなります。風通しをよくする為に剪定を行いましょう。剪定時期は10~3月が適しています。剪定方法は、観葉植物もみの木の枝の根元にハサミを入れて切るようにしてください。また、植え替えは、植物に負担がかかる真夏と真冬以外ならいつでも行えます。しかし、伸びた根を切って植え替える場合は、根のダメージが大きくなりますので、新芽が出る前の3~4月に行いましょう。植え替え後1ヶ月は根が弱っているので、追肥は必要ありません。

観葉植物もみの木は種類がいっぱい

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様々な種類からお好みのものを見つけてみてはいかがでしょうか。

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マツ科モミ属は約40種類が世界に分布しています。クリスマスツリーには、その地域で生育しているもみの木を使うことが多い様です。日本に生育しているものは、「モミ」「ウラジロモミ」「オオシラビソ」「シラビソ」「トドマツ」の5種類です。海外では、もみの木だけでなく、同じマツ科のマツやトウヒもクリスマスツリーとして使われています。観葉植物もみの木は、香りの良さも魅力です。空気中に広がる香りを楽しむ事ができますよ。ここでは観葉植物もみの木の一部をご紹介します。

モミ(Abies firma)

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日本固有種のモミはモミ属の中でも葉が大きく鋭いのが特徴です。

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日本固有種です。日本に生育するモミ属の中でもっとも広い地域に生育しています。北は秋田~南は九州(屋久島)まで、日本に生育するモミ属の中で最も温暖地に分布しています。モミは高さが20~40mになり、日本のモミ属の中で葉が一番大きい種類です。約3年ごとに花を咲かせます。英名は「Japanese Fir」「Momi Fir」です。もみの木は英語で「Fir tree」なので、「Momi Fir」を直訳すると「モミもみ」という不思議な名前になりますが、日本語の「モミ」が英語にも取り入れられたことが分かりますね。葉先が鋭いので観葉植物として楽しむ際には気を付けてください。

オレゴン・モミ(Abie procera)

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枝が密集しボリュームがある観葉植物もみの木です。

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オレゴン州やワシントン州など北米大陸西部の山地に生育しています。別名はノーブルファーです。大きいもので70mになるものもあります。オレゴン・モミは、青みかかったグリーンの葉を持ち、枝が密集して生えます。観葉植物もみの木の中でも香りが強く、室内に飾ると森の香りが空気中に広がります。アメリカでクリスマスツリーとして以外に、観葉植物としても親しまれているもみの木です。日本には1本の木としてだけではなく、クリスマスリース作成用に枝の輸入もされています。

ウラジロ・モミ(Abies homolepis)

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葉の裏が白いので「ウラジロモミ」と呼ばれます。

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日本固有種です。別名ダケモミ、ニッコウモミと呼ばれます。モミと良く似ていますが、葉の裏が白いのが特徴です。葉の先端はモミほど鋭くありません。寒冷な気候を好み、福島県南部から紀伊半島の山野に生育しています。モミと生育範囲が重なる地域では、標高でモミとウラジロモミの分布が分かれています。成木の高さは30~40mほどです。モミよりも暑さに弱いので観葉植物として家庭で育てる場合は、鉢植えにして夏の暑さを避けられる場所に移動しましょう。

ドイツトウヒ(picea abies)

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成長が早いのでクリスマスツリーとして良く利用されています。

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マツ科トウヒ属の木なので、正式にはもみの木ではありません。しかし、モミ属に良く似ており、幼木ではほとんど見分けが付かないほどです。ヨーロッパではクリスマスツリーに良く利用されています。暗めのグリーンの葉を持ち、雌花が下向きに付くのが特徴です。ヨーロッパからシベリアにかけて広く分布しており、ドイツの黒い森で有名なシュヴァルツヴァルトには、ドイツトウヒが多く生育しています。公園などで観葉植物としても植えられています。

観葉植物もみの木を手に入れるなら通販がおすすめ

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もみの木の購入にはネット通販がお勧めです。

出典: http://blog.livedoor.jp
観葉植物もみの木の特徴や育て方のコツを知ると、クリスマスツリーとして室内に飾りたくなりませんか?実際に枝ぶりなどを確認してから購入したいと思われる方もいるでしょう。しかし、日本では観葉植物もみの木を取り扱っているお店は少なく、好みのものを購入するには予約が必要な場合があります。そのような時は、様々なサイズや品種の観葉植物を取り扱っているネット通販がおすすめです。また、もみの木だけでなく、大きな観葉植物は持ち運びに困ってしまいます。ネット通販なら希望の場所まで届けてもらうことができますので、運搬の手間が省けます。観葉植物に合わせた鉢などを取り扱っているサイトもあるので一緒に注文することもできますよ。

まとめ

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観葉植物もみの木を家庭で楽しみましょう。

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いかがでしたか?観葉植物もみの木には様々な種類があります。その中から、お好きなもみの木を探してみてください。もみの木は、きれいなグリーンの葉と美しいフォルムが人気で魅力的な観葉植物です。鉢植えで一年中楽しんでみてはいかかでしょうか。育てる時には、どの種類のもみの木も乾燥に弱いので、水切れに注意してくださいね。育てるコツをつかんだら毎年クリスマスツリーとして楽しめます。観葉植物もみの木の生木はクリスマスに素敵な彩りを添えてくれるでしょう。

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